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カテゴリ:映画
スピルバーグ監督のデビュー作<激突!>を観ました。
激突!スペシャル・エディション / デニス・ウィーバー 製作日数は2週間弱。 登場人物はデニス・ウィーバー1人と言って過言ではなく。 TV用として撮られたが、最終的には劇場で上映された、衝撃作です。 寝る前にちょっと・・・と思ってみたのですが、最後まで観てしまい、終わったあともドキドキして眠れなかったインソムニア(不眠症)誘発剤のような映画。 これは、日常有り得そうな話しだから余計にドキドキする。 特にドライバーには有り得る恐怖。 近頃はあまり見ませんが、高速道路で「あおり運転」って良く見かけましたよね?(今でも居るけど)。 後ろにピタっとくっついている車 <激突!>では、巨大なタンクローリーにあおられているのだ(20トンはあると思われる) 原因はタンクローリーを追い越したこと。 その後執拗にタンクローリーに追われる主人公。タンクローリーのドライバーは足や腕しか出てこなくて、顔はわからない。 そこが怖い。 弱者(小さな車。ひ弱な男)をいたぶる強者(タンクローリー)。決して顔は見せない。 圧倒的有利な立場に居るズルさ。 最初は追い越し、追い越されの展開だが、タンクローリーに「狂気」が次第に出てくる。 ピタリと背後に車をつけて、警笛を鳴らし続け、が決して追い越さない。 主人公が命からがらタンクローリーを先に行かせるが、停車して待っている。 踏み切り待ちの車を後ろから押して線路に乗り上げさせようとする。 助けを呼ぼうと公衆電話で警察に連絡しようとすると、車で突っ込んでくる。 しかし、一度たりとも顔は出さない。卑怯すぎる。 最初は「抜かれ、抜き返し」 その後「あおりまくられ」 最終的には「殺される恐怖」 主人公が唇から血が流れるほどに歯を食いしばりタンクローリーから逃げるシーンは、一緒にドキドキです。 追われる恐怖が、想像しやすいだけに、一番怖いと思う。 おにごっこ→犬においかけられる→殺人鬼に追いかけられる <ジョーズ>と系統は同じ。 追われる、逃げられない、殺されてしまう 砂埃の舞う、真昼間の出来事なのに、そんじょそこらのホラーより怖い。 車に追われているだけなのに、「だけ」じゃない。 ちょっとトラウマになりそうな怖さですよ。あおりはいけない。トラック怖い デビュー作にしてこのクオリティ。 40年ほど前の映画ですが、今でも通用する恐怖。 淀川長治さんも「怖いですね~」と言っていたそうです。 怖いです。動悸がとまりません。 ホラーじゃないのに、怖い。 是非観て欲しい映画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 2, 2009 09:39:40 AM
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