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カテゴリ:映画
<ある貴婦人の肖像>観ました。
1996年作品。ニコール・キッドマン主演。 ある貴婦人の肖像(トールケース仕様)(DVD) ◆20%OFF! 一言で言えば「結婚に失敗した女の物語」・・・かな。 美しく莫大な遺産を受け継いだイザベラはあまたの求婚者がいたが、彼女が選んだのはアメリカ人のオズモント(ジョン・マルコヴィッチ)だった。 恋に盲目となり、従兄のラルフが止めるのもきかずにオズモントとローマで暮らし始めるが・・・次第に明らかになるオズモントの本性に彼女の生活は苦痛になる。 ラルフが止めたのに「私が好きだから、オズモントのことを悪く言うのね!」と取り合わなかったわけだが・・・。 結局財産狙いの上、愛人までいて、前妻の娘とパンジーをイザベラは可愛がっていたんだが、実は愛人が生んだ娘とわかったり・・・。結局ラルフの言うとおりだったわけだ。 妻や娘を拘束し、自分の思い通りに行かないと精神的に追い詰めるオズモント。 ラルフ危篤の報告にも「ただのいとこだろう」と里帰りを許さない。 「あー、完全に結婚相手を失敗したなぁ。この当時(1800年代イギリス)って離婚ダメなんだっけ?」 と苦しむイザベラを観ていたわけですが・・・。最後は開き直ったね! イザベラが人妻になっても彼女を愛する男っていうのは減らない。ラルフにラルフの友人エドワード(ハンサム。クリスチャン・ベールが演じてる)、独身時代に「私の愛は永遠です」といった貴族(のちに、イザベラの側にいたいが為にパンジーに求婚する)。 なのによりによって、バツイチ子持ち(愛人までいるし)でハゲのオズモントって・・・。 耳に心地いい台詞に惑わされましたな。 自由を愛したのに自らかごの鳥となったイザベラ。 この作品は1968年にも映画化されており、ヘンリー・ジェームスが原作者。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 12, 2009 01:08:32 PM
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