<私の家ではなにも起こらない>読了。
(ついでに<お狐サマの言うとおりっ>も読了(笑))
私の家では何も起こらない
一人称で書かれた短編ですが、全てが同じ「丘の上の家」が舞台。
幽霊屋敷といわれる家に住む女流作家。
バラバラにビン詰めにされた幸せな少女。
亡霊に許可をもらって家を補修する大工。
幽霊は何もしない。生きている人間が怖いのさ。
まさしく、な一品でした。
幽霊はなにもしない。ただ観ているだけ。
面白かったけど、恩田節のガッツリした長編が読みたいなー。
メフィストで連載している「薔薇の中の蛇」がもう少しページ増えればいいのに。笠井さんレベル希望(笑
恩田さんを読みたくなったので、「6番目の小夜子」でも再読しようかな(デビュー作です)。
六番目の小夜子