Dollparasol

アメリカのテTVドラマの『クローザー』のファーストシーズンを全部見ました。
キーラ・セジウィック扮する殺人特捜班のチーフ、ブレンダが、容疑者の自白を引き出して事件を終結させるクローザーとして、次々と事件を解決するクライムサスペンスです。日本ではあまり有名なドラマではありませんが、本国アメリカではケーブル史上No.1視聴率を記録しています。そして、主演のキーラ・セジウィックは、このドラマでゴールデン・グローブ主演女優賞受賞を受賞しています。

ファーストシーズンでは、ブレンダがアトランタから殺人特捜班のチーフとして赴任してくるところから始まります。赴任当初は、特捜班のメンバー達が非協力的でそれぞれ個性的な上に、中にはブレンダの足を引っ張ろうとする奴まで居る始末。そんな特捜班も、ブレンダが事件を一つ解決するごとに打ち解けて行く所が見所の一つ。また、仕事は出来るのに、日常生活で見せるだめさ加減もブレンダの魅力となっています。登場人物の中では個人的にプロベンザ警部補が私はお気に入りです。
お気に入りのエピソードとしては、ブレンダが今住んでいる家に住む事になったきっかけの事件。もう一つは、ブレンダが飼う事になった猫の出産と同時進行していた事件です。

若い女優が主役じゃない・・・と、思う人も居るかもしれませんが、ブレンダがCIAに7年在籍していた遍歴や曲者ぞろいの部下を纏め上げる手腕。巧みな話術による尋問テクニックで容疑者を自白させる様子は、41歳のキャリアチーフだからこそ見る人に説得力を与える事が出来るんだと思います。
エピソード自体もスカッとするものや、重苦しいもの、中には後味の悪い話もありますが、それらも全て魅力の一つだと思います。
セカンド・シーズンでは黒人のガブリエル巡査部長が本格的にブレンダの弟子として捜査に関わって行くようなので楽しみです。ついでに、ブレンダの恋人のフリッツは、とても我慢強くて気の毒です。で、このフリッツを演じている役者さん、以前ビバヒルに出ていたそうなんですが、どんな役だったのか思い出せません。

ちなみにこの主演女優のキーラ・セジウィック、実生活ではケビン・ベーコンの奥さんなのでびっくり。