2010/01/02(土)22:04
614)栃木散歩 栃木市(善応寺)
1日遅れの話題ですが、盛岡市の東隣りにある川井村と三陸沿岸の宮古市が昨日合併しました。以前も触れた記憶がありますが、盛岡市の東隣りが宮古市ということに慣れるのにはしばらく時間がかかることでしょう。何はともあれ、一関市を抜いて岩手県で一番広い自治体である「新・宮古市」が誕生したことになります。
昨日今日の2日間で、初詣に行かれた方も多いと思います。日本全体では例年、明治神宮・川崎大師・成田山新勝寺が参拝客の多い寺社ですが、岩手県では盛岡八幡宮・志和稲荷・中尊寺が参拝客の多い箇所だそうです。
以前住んでいた栃木県に目を向ければ日光東照宮・佐野大師・ばん阿寺等が参拝客の多い寺社だそうですが、8年4ヶ月住んでいながらこれらの寺社に初詣に行ったことはありません。
そもそも初詣に行った記憶があまり残っていないのですが、唯一「正月に詣でた」と覚えているのが、栃木市にある「善応寺(ぜんおうじ)」です。厳密には松が取れてからの参拝でしたが、この年初めて詣でたお寺であることに変わりはありません。
善応寺は、栃木県民でも知っている方は少ないのではないでしょうか?そのようなメジャーではないお寺を詣でたのは、その前年から巡っている「下野三十三観音」の第23番札所だったからです。
史料が火災により焼失してしまったため、同寺の歴史が一切不明となってしまっていますが、土地の言い伝えでは今から約1200年前に開基されたそうです。現在の観音堂は江戸時代初期に建立されたとされ、中に納められている観音様は12年に1度、午(うま)の年に開帳するそうです。
(聖観音が納められている善応寺観音堂 -栃木市吹上町 H18.1.8-)
伊吹山のぼりて向かへば善応寺真如の月の影さやかなり
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