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スコットランドが、イギリス連邦から独立するかの住民投票が、本日行われる。
明日朝には体勢が判明する予定。

なぜ独立したいのだろうか？大阪人の気持ちになって考える。

日本という国は、経済、政治、交通などあらゆるものが東京中心に作られている。地方は東京の属国という構造になっている。
具体例で取り上げると、福島県にある原子力発電所は、東京に電力を供給するために存在する。本来は東北電力の管轄に存在している。あの事故により不自由な生活は、東京中心主義に基づくもの。東京都が福島県に賠償するくらいの事をしないと、収まりがつかないはずだが、全てを東京電力に責任を押し付けている感じがする。

原発だけでなく、全てがそうだから反発も招きたくなる地域が出てきてもいいだろうと思う。沖縄県は、自衛隊や米軍基地問題を抱え、日本から独立したいと考える県民も存在していると聞く。

東京へのライバル心が強い大阪も、沖縄ほどでなくても独立したい地方のひとつと言える。しかし、独立するほどの力はないだろう。だから道州制を引いて、自治力を高める戦略を取ろうとしている。

東京の人はどのように考えているのだろうか？便利さゆえに、他への不自由を強いている事への後ろめたさなんて持っていないだろう。東京が発展する事で地方も発展し、日本が発展するという発想だから。でも東京の発展は地方を衰退させている現実もある。

さて、スコットランドの話に戻そう。
私個人的には、イギリスから独立する事には賛成。ただそれは、将来像を持っているわけでもなく、単なる傍観者として意見である。賛成の理由は、イングランドやウェールスとは、時に流れが違うような気がしている・・・ただ、それだけ。大阪と東京で時間や文化、思想が異なるのと同じ発想。

戦国時代、日本はそんな感じだったのかも知れない。織田信長はだから、それを統一して世界に太刀打ちできるようにしたかっただろうなぁ。それを徳川家康は鎖国(実際にはその子孫だが）という方法を使った。ある意味これが、現在の日本の強みにもなっていると思う。

スコットランド人は、どんな結論を出すだろうか？楽しみである。