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カテゴリ:時事ネタ&流行モノ
JR西日本は台風19号の接近に伴い、午後4時から京阪神の路線を全面運休とした。
これはかなりリスキーな賭けに出たと思う。幸いにもこの日は祝日。でも全ての利用者がこの英断を知っていたわけではない。 リスクマネジメントの世界では、リスクの制御や保有、分離など色々な手法がある中で、リスクを最初から避ける回避というのがある。 今回のように災害発生リスクを避けるために、運転中止するという方法である。 運休する事によるリスクも当然あって、特に収入面の減少や運休による払戻しなどのオペレーションの増加などの影響は大きい。 しかし、それ以上に万一、事故が起きたり、立ち往生したりのリスクの方がJR西日本は高いと判断した。 1週間前にJR東海でも似た事があり、土砂崩れの危険性を意識したかどうかは微妙だが、実際に土砂崩れが起きた区間では、運転を見合わせていた。もしそれがなかったら、大災害の可能性が高かったといえる。 こういう決断は、実か結構難しくて、何もなかった場合の収入減少は、経営にとっては大きな痛手にはなりかねない。かといって災害が起きるとその復旧に掛かるコストや社会的なイメージダウンは避けられない。 しかし、この英断の評価は高い。 災害が起きない事に越した事はない。 事実、当日は暴風雨だったし、場所によっては立ち往生の可能性が高かったという。 起きてからでは遅い。 だから日頃から、事前にできる事、準備しておく事、そして判断力を磨く事を心がけるようにしたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.14 15:56:47
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