【ブログ】簿記試験のネット試験(CBT方式)について
日商簿記試験を主催している、日本商工会議所が、2020年9月に、日商簿記の3級・2級は、従来の方式(統一試験)に加えて新たにネット試験(CBT方式)も導入される旨の発表がありました。ネット試験とは?各商工会議所が認定している「テストセンター」にてPC画面上に表示されている問題を入力して解いていく試験方式をいいます。(自宅等で受験することはできません)ネット試験は、随時受験することが可能です。なお、従来より実施されている統一試験(紙媒体)は今後も継続して実施されるます。つまり、統一試験とネット試験が並列で実施されます。ネット試験申込開始!2020/11/30(月)より、「先行受付」に加え、通常受付でネット試験(3級・2級)の申込手続が開始となりました 。現在はどなたでも受験申込することができます。出題範囲3級2級ともに出題区分には変更はない。但し、試験時間短縮(後述)に伴い、出題形式や問題数は変更になる予定。なお、3級については、新しい出題形式を前提とした3級予想問題が、商工会議所HPに掲載されています。内容は、全3問形式で作成されており、それによると、仕訳問題(旧型の第1問に相当)が15問、取引から使用する補助簿と仕訳を問う問題(旧型の第2問、第4問に相当)、精算表を作成する問題(旧型の第5問に相当)で構成されている。つまり難易度やボリュームはあまり変わってないようです。2級については、現時点ではリリースされていないので、リリースされ次第、ご案内します。申込方法テストセンターの全国統一申込みサイトから、専用ページ上で手続きします。受験を希望する地区や日時を選択の選択が可能です。詳細は日本商工会議所ホームページでご確認下さい 日商簿記試験申込み専用ページ⇒CRTsolutionネット試験の実施方法 各受験会場に設置のPCにて、問題用紙は画面上に表示され、解答入力を行う。 表示される問題は、受験者ごとに異なる。 計算用紙は配布されるものの、終了後に回収される。 試験終了後、自動採点さて、合否結果がすぐに判明する。ネット試験開始日 3級:2020年12月14日(月)~ 2級:2020年12月21日(月)~受験料(変更なし)3級:2,850円 2級:4,720円 ※別途、事務手数料が550円(税込) 試験時間 3級:60分 2級:90分 (従来の2時間より短くなっています) 2021年度(2021年6月)以降は、統一試験も上記の時間になります。ネット試験向け試験対策試験範囲等の変更がないので、従来の勉強方法と変える必要はないが、PC操作に向けた対応が必要になると思います。また、出題方式が変更されるので、サンプル問題等を一度やっておいた方が良いかと思います(。既にネット試験が実施されている日商簿記初級、原価計算初級の操作体験版があるので、一度それで試してみておいた方が良いと思います。 ⇒日商簿記簿記初級操作体験版 ⇒原価計算初級操作体験版なお、MOS(マイクロソフトスペシャリスト)や証券外務員資格試験などCBT方式の試験の受験経験のある方は、要領的には同じだと思っていただければと思います。当日の持ち物(ネット受験)・電卓(指定の電卓あり)・本人確認書類 (詳細) 写真入りであれば1点、なければ2点必要。 なお、学生証、社員証はOKです。また宅建証などの国家資格証や、顔写真付きのクレジットカードな どもOKです。ネット試験で、いつでも受験できることになるので、自分のペースで試験勉強が進められますが、それが返ってだらだらする事にならないように注意しましょう。あと、問題用紙などにメモ書きなどができないので、試験勉強する場合は、その対策をしておいた方が良いでしょう。なお、当面は紙媒体の統一試験は無くならないようです。(出題形式はネット試験に合わせる方向です)【CM】・ドナルド松山の日商簿記3級講座・ドナルド松山の日商簿記2級講座(工業編)・ドナルド松山の日商簿記2級講座(商業編) ↑ これらも近日中に、ネット試験対応を実施します