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全国高等学校総合文化祭宮崎大会に向けての稽古が始まった。
「どんな演奏をしたいの?」 「なぜ出場するの?出場する意義は?」 「目標は?」 毎度のことだが、何かに取り組むに当たっては、必ずその意味を考えてもらう。 「そこに山があるから・・」 という名文句が全員で言えるほどの次元に達していれば何も問題はないが、 例えばあるメンバーは、 「もちろん最優秀賞ゲット~!」 違うメンバーが、 「部活で旅行できるのが楽しい~!」 また他のメンバーが、 「出場する事に意義がある!」 あるいは、 「いい演奏したいけど、プライベート優先で・・」 他のメンバーは、 「太鼓がプライベートです!最優先!」 想いは十人十色、様々なものがあろうが、 それぞれの最大公約数、集合の重なりの部分をきちんと決めておきたい。 譲れるものは譲り、譲れない点はしっかりと主張する。 しかる後にスタートしなければ、演奏は中途半端なものになるのは必至だ。 5人ぐらいで一緒に登山する時、 一人が記録に挑戦、 一人は体力づくりの意味で、 一人は気分転換で、 一人は単に山に行きたい、 一人は山よりみんなと一緒にいたい・・・ これではまったくまとまった行動はとれない。 さて、全国への目標だが、 「最優秀賞!」 「鼓組の演奏を全国の高校生達に知ってもらう」 などの意見を聞いたが、 山への登り方も様々だから、それもよし。 では、 『「最優秀賞」を取るためにはどんなことをしなくてはいけないのか?』 「練習です。」 『どんな練習をどのくらい?』 「リズムを合わせたり、バランスを整えたり・・・。時間をかけます。」 『それだけで最優秀取れるかな?』 「イメージにそって表情を出して、動きをそろえて・・・」 『それだけで最優秀取れるかな?』 「がんばります!」 『他の学校もがんばってるよね?』 「・・・。」 『過去に最優秀取った学校の名前知ってる?』 『その学校の演奏、DVDで観た?』 『審査員の名前や、プロフィール調べた?』 『最優秀を取るための練習方法は、具体的に何をどうやったらいい?』 『本番まで何時間を稽古に使えて、全体の予定はどうなってる?』 ・・・・ 『鼓組が演奏すれば、会場の高校生たちは「あぁ、これが鼓組」って知ってくれるよ。』 「いや、ただ知ってもらうんじゃなくて、鼓組らしさをわかってもらいたいんです。」 『鼓組らしい演奏ってどんな演奏?』 『鼓組と他の学校の演奏との違いって?』 『鼓組の良さはどんな点?』 『その良さを演奏に生かすにはどうしたらいい?』 『今からどんな準備をしたらいいのかな?』 半分はフィクションだが、こんなやり取りをしながら、 自分たちは何をしたらよいのか、考えてもらう。 (ってか、これを見ている当事者はよく考えなさいよッ!ヽ(`△´)/) 創作太鼓の演奏は、音楽界や舞台芸術の世界から見ればまだまだレベルが低い。 同じ全国大会でも、高校吹奏楽部のフルートと和太鼓合奏の中の尺八や篠笛を比べれば、 その差は歴然としている。 和太鼓に取り組むチームの絶対数が少ないせいもあり、まだまだ発展途上の和太鼓だが、 それでも、全国大会に出場してくるいくつかの学校は、大変力強い演奏であったり、 美しいアンサンブルを響かせたり、さながら武道のような気合いの入った演奏だったりと、 観客を圧倒するところも多い。 過去三回の全国大会でも、 どこの学校も炎天下、本番直前まで熱心に 口唱歌(口三味線)と素振りでリハーサルを重ねている様子を見ると、 きっと、それぞれの地元でも毎日毎日、 血と汗と涙の厳しい稽古を重ねてきたことだろうと、想像させる。 そう、良い演奏をしている学校は、絶対的に 「稽古をしている。」 のだ。 吹奏楽部だって、夏休みのコンクール前は、1曲あるいは2曲だけを 一日中、そして毎日練習している。 ひるがえって、我らが鼓組メンバー。 3年生は引退となり、全国の練習が予定された時(週2~3日)だけ参加する。 新しい代となった1,2年生は、 夏に控えた関東大会やイベントに向けたオーディションへの準備に追われる。 当初予定されたスケジュールでは、次の太鼓を使った練習は2週間後、本番約一週間前。 それまでの四回数時間の学校練習で、昨日今日やった課題がどれだけこなせるだろう? 「馬鹿魂(ばかごころ)」 を掲げてきた3年生たちが、 下級生達にその本当の魂を伝えることが出来るのは、 これからの取り組みにかかっている。 今年生まれたばかりの獅子を、どれだけ成長させることが出来るのかは、 彼ら彼女らの 「馬鹿魂」 にかかっているといえるだろう。 そう、 今こそ、 獅子に捧げる「馬鹿魂!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月11日 15時07分34秒
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