東京国際和太鼓コンテスト講評
◇組太鼓一般の部◇鼓組◆講評◆優秀賞のご受賞,おめでとうございました。課題曲は,全員の呼吸がよく合い,一本の芯(柱)を全員が一致団結して立ち上げている感がありました。それぞれが曲を自分のものにして演奏しており,精緻にしてパワフル,かつ明快な曲想を醸し出していました。ただ,時折,締太鼓の音が濁るので,バチさばきにいっそうのシャープさを心がけてください。自由曲は,動きと掛け声をともなったアンサンブルが起伏に富み,聴いていて楽しくなる演奏でした。宮太鼓群が良い音色を出しており,それが全体を引き締める効果を果たしています。特に鉦と,前列の二人の女子の柔軟でキレのある身体性は大変印象的でした。元気な中にも冷静に音を聞き合った音楽づくりに好感がもてます。欲を言えば,鬼太鼓座の八丈をアレンジするのではなく,八丈島の八丈太鼓や三宅島の三宅太鼓を元に,自分たちの音楽を構築してみてはいかがでしょうか。きっと鼓組ならではの個性的な八丈が創造できることでしょう。これからも頑張ってください。