量をこなす
去年からドラムの練習をしている。二本の腕はまぁそれなりに動くのだが、二本の足が問題である。それも足だけ動かすならともかく、四肢を同時に、それもそれぞれが違うリズムを担当するんだからたまらない。右足のリズムを変えると途端に全部が出来なくなる。左足のリズムを変えるとこれまた出来なくなる・・・「出来ないことを出来るようにするための練習」をぼちぼちと、そしてコツコツとやっている。特に難しいのが右足のダブルで、つまりは二つ打ち。「ドドッ」っていう奴だ。手はいとも簡単にやってのけるが、足は思うように動いてくれない。速く打ちすぎたり、きちっと打てなかったり・・。毎回の練習で淡々と足の練習をこなす。ゆっくりから徐々に速く。パターンを変えながら色々なアプローチを試みる。・・・すると、ある日突然ヒョコッとそれまでよりも楽になる瞬間が現れる。上達はある日突然やってくる。そのためには、量をこなすことが必要である。その量も人によって異なる。すぐに出来る奴もいれば、一ヶ月かかる奴もいる。一年かかる場合もあれば、一生かかることもあるかもしれない。だから「続けられる」ことも才能だと思う。「量」をこなしたとき、違う世界が現れる。