カテゴリ:こころ
人生何回か腹を括らねばならないときがある
ナイヤンを拾った(?)・・・ 正確には木の上から下ろした時・・ そこまで登っていく間に内心では逃げてくれることを願っていたかもしれない 鳴き声が嗄れ片目は瞑れていた 顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃで耳の周りはベトベトした感じに見えた 『エイズか?』『白血病か?』『両方か?』骨の浮き出た体に悪臭が漂う・・・ 私には護らなければならない命が既に3つある この子達を犠牲にすることはできない しかし木に一歩足をかけたときには樹上の仔の命しか念頭にはなかったのだろう 何も考えずに犬を娘に渡して木の上にいた この時ほど後先考えない性格と運動神経の良さを呪った事はない 横に伸びる少々太めの枝を歩く・・ 猫は待っていた様に縋り付く・・・片手に臭くてバッチイ猫を抱え木から降りる 何処からともなく拍手が・・・ 降ろしてやっても逃げない 犬の傍に纏わり付いている キャリーを持って来て病院へ直行・・ 検査検査・・・口内炎と歯周病おまけに歯肉炎・・耳はドロドロ 目は眼球が瞑れていた・・ その日は検査のみ・・飲み薬と点眼薬をもらって しばしの間体力をつけてから眼球の摘出手術になった 連れて行く前に連絡をし 状況・状態を説明したものの開口一番 『ひどいねぇ~ どうするの?』 断っておくがこの先生の愛情表現である 『万が一って事もあるよ』------------------検査結果を笑顔で伝える 『OK』 『まったく たまには元気のいいシャーフーでもつれて来いよ 何年経ってもこんなんばっかりじゃないか・・・尤もこんなんだから拾うんか』と大笑いしている またボランティア価格で処置してくれた 有難い先生である どんな状態の子を連れて行っても対応して下さる きっと私が拾い続ける限り『またかよ』と笑い飛ばして下さるであろう ありのままを伝え ありのままを飼う それが愛だと思う そしてその環境をより良いものにして生活を楽しむことができるのを保護だと考えている 感染症だったときはどうしたのかって? 獣医師の元へ行く前に不動産屋の友人に連絡し 家の近くのペット可の安アパートを探して貰っていた バカである しかし犬猫が好きな訳ではない 神様が我侭放題暮らした私に仕事を下さっただけのことであると思っている お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月27日 01時44分48秒
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