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わんころりん☆にゃんころりん

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2008年02月16日
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カテゴリ:こころ
ふと点けたテレビで自閉症児が取り上げられていた
3歳で自閉症だと言うことが分るまで 親は虐待まがいのことをしてしまったかもしれない・・と反省や葛藤の日々を振り返っていた

そうでなくても大変な時期に自閉症と共に歩む我が子はどんなにかご苦労も多かったことだろうし 又子供も訳も分らず親に叱られることが悲しかっただろうと・・・

しかしそんなことはまだ序奏に過ぎなかった
6歳の誕生日に親が言った一言が何とも重かった
『6歳になんてなって欲しくない』・・・と言う思いが胸に響いた
就学のときに幾つかの選択肢がある

『親は普通の小学校へ通わせたいと思っていますが これは親のエゴなんですよね 果たして子供にとってそれが最良の方法であるかどうか分りません』と言うような趣旨のことを仰っていた
学校を見学したいと申し出たところ行政の対応は冷たいものであった
あろう事か学区を越えてでも就学できるはずであるのに 学区内の2校だけしか許可しなかった模様である

後でテレビ局から問い合わせ真偽を確かめたところ『言っていない』と断言の回答
しかし翌日電話で『頭が混乱していて・・・そう取れるようなことを言ったようである』と連絡があった

見学に行くと学校の対応も納得のいくものではなく 人員不足であることを理由に快い返事は頂けなかったようである

自閉症には色々なケースがあり どの子も皆同じ症状であるというものではない
確かに環境が変わることによって馴染むまでは時間がかかったり手がかかったりもするだろう
しかしそれが『日常』となれば心配り1つで恙無く楽しい日々を過ごすことは可能なのである

娘の成長時期に自閉症であり多動性症候群だった男の子が小・中学校と同じ時を過ごした
授業中座っている事が苦手で何度も教室から出て行ってしまったり 隣のクラスや 音楽室 体育館で他のクラスや学年に混ざってしまうことも多々あった

でもクラスメートになった子供達はみんな優しかった
連れ戻しに行ったり ちゃんと座っているように促したり・・

5年生のとき特別授業で 『お琴』に触れ合う時間を持った
学年を2クラスに分け 全員が順番に 爪をはめて さくらのはじめの2小節を弾いてお琴という楽器に触れて 音を確かめ弦の振動を体験した

するとどうだろう
彼は3小節目から先も弾き続けた・・そう最後まで・・
クラス中拍手喝采
彼は思いっきりテレまくっていたが その嬉しそうな顔は今も忘れることができない

後でお母さんにその話をしたところ
『お琴なんて見たこともない子です・・そうですか お琴が弾けたんですか』
顔は涙でグチャグチャ・・思っても見なかった隠れた一面を発見した喜びがそこにはあった


鈴音ちゃん・・
今日テレビで取り上げていた子供は記憶することができると言う
これから先 彼女がどんな開花を見せるか 見守ってやる気持ちを多くの人に持って欲しい

周りにいる子供達は自然に手を貸し始める
誰が言うでもなく 誰に言われるでもなく こぞって応援し続けてきた
その9年間・・みんなの心の中にはいつも彼が共にいる
社会人になった今でも『**君 元気にしてるかな』『この間お母さんと一緒に買い物してたよ』
その時を過ごしたクラスメートたちはまるで合言葉のようにそんな会話をしている
彼がいたからこそクラスの結びつきも大きかったと思う

行きたい小学校に入れますように・・・









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最終更新日  2008年02月16日 23時58分59秒
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