わんころりん☆にゃんころりん

快晴も快晴
穏やかな小春日和
猫が旅立つには持って来いの素敵な朝になった

１２年余りの猫生は　決して長いとは言えないだろう
しかしトーニャは　神様から頂いた　１２年６ヶ月を　存分に生き切った

何か悔いが残っているとすれば　跡目相続・・・
ナンバー２のチャメリが　この大所帯のヤンチャどもを仕切れるか否かと言うところだろう

女帝葵が目を光らせ　親善大使のナイヤンがサポートしていけば　なんとか・・・
・・・なって欲しいが・・・


さて　先頃から問題の多かった　ペット移動火葬業者
誠実で　親切　丁寧な所は　たった１回きりのご縁では見つけ難い

ほんの一部の悪徳業者の所為で　業界全体が色眼鏡で見られる為　極力誠心誠意お勤めさせて頂きたいとの　お話だった

火葬炉自体は３年前と然して変わっている訳ではないが　車両は普通車両と余り見分けがつかないくらい極々普通のものになってきている気がした

遺骨を返していただけないといけないので　お支払いは火葬後と言うことにして頂いた
火葬が始まってから　べらぼうな料金を吹っかけられたと言う話も聞いている
先払いしなければ遺骨を火葬できないと言われた人もあった

愛するパートナーに死なれ　心も頭も平常を失っている時に　あれやこれやと言われても　何でも言われるがままになってしまう人の方が多いのだろう
その足元を見るような悪徳業者を　廃絶しようと　業界も頑張っているとの話だった


自宅内でお別れのセレモニーを・・・
との事だったが　多頭飼いである事と　亡くなってからずっと線香を焚いて供養をしていた事を伝え　割愛させて貰った

外に止めた車内の炉を開き　いよいよの時
トーニャをそっと置き　フードや爪とぎ　沢山の花々を添え　炉を閉めていただいた


約２時間・・・

その間に犬の散歩やら　掃除やら・・・



炉を開く

我家の爪とぎはありふれたダンボール製
これが不思議なくらい原型のまま　灰になって残っていた


トーニャのお骨上げは娘と共に橋（箸）渡し・・・
しっかりとした骨だった
もろさは微塵もなく　爪や指までもしっかりとした形だった

残らず拾骨　

我家に戻って来た・・・


この業者さんにはきっと変わった飼い主に映った事だろう

行ってらっしゃい　元気でね

これが我家の　野辺の送りの言葉


そして　火葬され　拾骨前には

お帰りなさい



全て笑顔なのである



亡くなって悲しいと言う気持ちより　楽しく過ごさせてもらった感謝を精一杯伝えたいのである


トーニャ日和・・・・


今頃　とーちゃんかーちゃんに　積もる話をしているのだろうか・・・・