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2021年03月20日
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カテゴリ:動物愛護
「飼育放棄の約7割が“飼い主の高齢化”」
「保護犬・猫制度を悪用したビジネスも」 
ペットブームに潜む犬猫たちの現実

ねとらぼ 3/20(土) 20:05配信


【以下転載】

COVID-19(新型コロナウイルス感染症/以下、コロナ)の影響でおうち時間が増え、「寂しいから」「癒やしを求めて」とペットを飼う人が増えています。
一般社団法人ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査によると、2020年の犬猫新規飼育者は2019年より増加。
過去5年間の中で、伸び率・飼育頭数ともに最も多い結果となっています。

 しかしその一方で、多頭飼育崩壊や飼育放棄があとを絶ちません。
家族の一員としてかわいがられるペットたちがいる裏で、飼育放棄されたたくさんの犬猫たちが愛情を求め、里親を探しています。
今回ねとらぼ生物部では、広島・東京を拠点に犬猫の保護活動をしている、NPO法人みなしご救援隊 犬猫譲渡センターの理事長 佐々木博文さんに取材。
なぜ飼育放棄や多頭飼育崩壊が起こってしまうのか、コロナ禍の影響は……ペットブームの裏に潜む、犬猫たちの現実を聞きました。



“飼育放棄”理由の7割が「飼い主の高齢化」
――みなしご救援隊 犬猫譲渡センターの活動内容について教えてください。

 さまざまな理由で、一般家庭で飼育不可になった犬猫を保護して、里親さんを探す活動をしています。みなしご救援隊はレスキュー団体ではないので、基本的には一般家庭から「飼えなくなった」と連絡をいただいて面接をし、引き取り保護の寄付や予防接種などの実費をいただいて保護します。東京支部は、カフェを併設して気軽に保護犬・猫たちに会いにきていただけるようにしています。現在、広島・東京の3拠点で150匹前後の犬猫を保護しています。

――「飼えなくなった」理由はどういったものが多いのでしょうか。

 広島と東京で若干の違いはありますが、圧倒的に多いのは「飼い主の高齢化」で、保護理由の約70%を占めています。「飼い主が亡くなった」「認知症や高齢で適正飼育ができない」「他の親族は飼育不可」というのが最も多いケースですね。

 次に「飼い主や家族のアレルギー」が約12%、「経済的理由」が5%、「イメージと違う」が3%と続きます。東京は広島よりも「イメージと違う」という人が多く、ここ1年はコロナ禍でペットを飼い始めた人が、「思ったよりも世話が大変だった」と手放すケースも多いです。

――「飼い主の高齢化」が最も多い理由とのことですが、高齢者が手放すのはやはり高齢の犬猫なのでしょうか?

 それがそうでもないんです。実は先日も高齢のご夫婦から、4カ月の子犬を保護したばかりです。その犬は気が強く、しっかりしつけなければならない犬種なのですが、ブリーダーさんからそういった説明は一切なかったそうです。特に気が強い子なので、きちんとしつけされないことが原因で強くかむようになってしまって……。飼い主さん夫婦が「癒やされると思って飼ったが、かまれてからはかわいいと思えない。家族不和も生まれ、飼い続けることができない」と引き取りを求めてきました。

“犬猫を飼うデメリット”を認識しないまま飼ってしまう
――「思ったよりも大変だった」「イメージと違った」というのは、とても無責任に聞こえますが……。

 飼い主さんに批判がいきがちですが、原因は犬猫を販売する一部のペットショップやブリーダーが、飼う上でのデメリットを伝えていないことにもあると思います。ちゃんとデメリットも含めて説明するペットショップやブリーダーがいる一方で、「飼いやすいですよ」「癒やされますよ」と犬猫を飼うメリットだけ伝えて、しつけの大変さや犬猫の気質、なりやすい病気やケガなどデメリットを伝えないところもあるんです。

 メリットしか伝えられていない飼い主さんが犬猫を家に連れて帰ると、しつけが難しかったり、トイレを覚えなかったり。それで「聞いた話とはちがう」「自分では手に負えない」となってしまうようです。猫はそこまでしつけが必要ではないことが多いので、そういった理由で引き取り保護を依頼してくるのは、ほとんどが子犬の飼い主さんですね。子犬はとにかく体力があって、無駄吠えをする、物を壊してしまうなど、怪獣なみのエネルギーの子もいますから。

――“簡単に犬猫が買えてしまう”ことが問題の根本にあるのでしょうか。

 もちろん、デメリットを説明せずに簡単に売ってしまう一部のペットショップやブリーダーも問題ですが、飼い主さんの意識ももっと高まってほしいと思います。みなさん漠然と「命を大切にしなければならない」とおっしゃいますが、実際に行動に落とし込んで「何をしたら命を大切にすることにつながるのか」を知らない人が多いです。

 犬猫を飼うにはまず飼える住環境、経済状態であるのかが大前提ですが、 その犬猫がなりやすい病気やケガなど、デメリットも調べているか。自分や未来の家族にアレルギーが出たらどうするのか。もしも、どうしても飼えなくなった場合、代わりに飼ってくれる人がいるのか。

 それらをしっかりと飼う前に確認していれば、「飼えなくなった」という状態にはならないと思うんです。現在の状態だけでなく、10~15年後も見据えて、犬猫を飼う決断をする。それが命を大切にすることにつながると思います。

「10~15年後も、自分が元気に飼い続けられるのか?」考えて決断を
――「今欲しいから、寂しいから、癒やして欲しいから犬猫を飼う」という考えが甘いんですね。

 そうですね。今自分が若くて飼える環境でも、10~15年の間に「両親の介護が始まった」「同居することになった」などでライフスタイルが変わったり、「結婚したら相手がアレルギーを持っていた」「子どもが生まれたらアレルギーだった」ということがあるかもしれない。ではもし本当に飼えなくなったらどうするのか、考えてから犬猫を飼ってほしいです。「飼えなくなりました」となっても、その子たちは明日からも生き続けるんですから。

 特に高齢者では、「寂しいから」といって猫を4~5匹飼って、適正な飼育ができなくなってしまうケースが多いんです。1人暮らしで寂しいのは分かりますが、自分でお世話ができなくなった場合に犬猫たちがどうなってしまうのか、もっと考えてほしいですね。

 厳しい言葉になりますが、犬猫は人間に癒やしを与えるおもちゃではありません、1つの命なんです。どうしても飼いたいという高齢者の方は、自分が元気でいるうちにちゃんとお世話ができ、最後までみとることができるシニアの犬猫を飼うことを考えてほしいですね。または、愛護団体の「預かりボランティア」やお世話のボランティアなどで犬猫と触れあうなど、「飼わない」選択肢を知ってほしいと思います。


保護猫・保護犬たちの“里親制度”を悪用する団体に注意
――最近は、「保護猫、保護犬を迎えよう」という風潮も高まっていますが。

 それはすごくよいことだと思っています。一部のペットショップなどとつながるパピーミル(無理な繁殖を行う業者)が認知されるようになり、悪質なペットショップでの不買運動が行われた結果ではないでしょうか。ただ、最近は里親を募集している団体にもいろいろなところがあるので、注意して選んでもらいたいですね。

――どういうことでしょうか?

 保護した犬猫の里親募集をしているように見せて、実は無理な繁殖を行うブリーダーや業者と繋がっているところがあると私どもでは認識しています。商品にならない犬猫や、引退させた繁殖犬・猫を業者やブリーダーから引き取り、「保護しました、里親募集しています」と掲載します。そして里親希望者に有料で譲渡するんです。

 業者やブリーダーは商品にならない犬猫を引き取ってもらえて、団体は業者やブリーダーから支払われた引き取り料と、里親からもらった譲渡料が手に入る。「保護犬、保護猫を引き取りたい」という人の善意を利用したビジネスになっている団体が見受けられます。

――悪質ですね……。どうやってそのような団体を見分ければいいでしょうか?

 そうですね……。一概には言えませんが、里親になる際に「このフードをこの値段で3年間定期購入してください」「ペット保険は必ずこれに入ってください」という不思議な縛りがあって、額面もおかしいぞ、というところは要注意です。

 また、「子犬を保護しました」とwebサイトに掲載された際に、同じ犬種で同じ年齢、家族と思われる似たような顔の子たちが何匹も並んでいるところは要注意ですね。ブリーダーとつながっている団体は、犬種を絞ってブリーダーから兄弟や家族をいっぺんに引き取るところが多い傾向です。

 サイトに堂々と「ブリーダー募集」と掲載しているようなところも注意が必要です。1つの命を救う、という意味では同じかもしれませんが、そういう団体と関わることは動物虐待への加担にもつながりますので、気を付けていただきたいですね。

8歳以上は里親希望が激減。最も里親が必要なのはシニアの犬猫たち
――みなしご救援隊の犬猫たちは、どれぐらいの割合で里親が決まるのでしょうか?

 1歳未満の子犬・子猫でしたら100%決まります。ここ1年はコロナ禍で「寂しくてペットを飼ったけど、飼い続けることができない」という人が多いので子犬や子猫の引き取り保護がうちでも増えていますが、里親希望者も増えており、子犬・子猫1匹に40~50人の応募者がいる状態です。

 ただ、8歳以上になると里親が決まる確率ががくんと下がります。8歳、10歳、12歳、15歳で壁がありますね。12歳でも特に人懐っこい子でしつけがしっかりされていると決まることもありますが、15歳以上だとほぼ決まることなく、センターで一生を終えていく子たちがほとんどです。

 金銭的負担がとても大きいので、「シニア犬猫は引き取りません」という団体もありますが……団体が立ち行かなくなっては犬猫たちも保護できなくなるので、それも仕方がないと思います。うちは諦めたくないので、シニア犬猫も引き取り、ボランティアさんにも協力してもらって里親募集をしています。

――シニアの犬猫たちがもっとも里親を必要としているんですね。

シニアの犬猫たちは環境の変化に弱く、センターでストレスを抱えて過ごすことは体にも心にもよくありません。一番ケアと愛情を必要としていることを、知ってほしいですね。日本ではどうしても「子犬・子猫を飼いたい」という固定概念が強いですが、シニア犬猫は人間にとってもメリットがあるんです。「お留守番が上手」「体力が子犬ほどないので無駄吠えしない(犬)」「お散歩が少なくてよい(犬)」「寝ていることが多いため静か」など、そういった子たちの方が自分のライフスタイルに合っているという人も多いのではないでしょうか?

 特に、うちにいる子たちは一般家庭から保護された子たちなので、人慣れしていてしつけもきちんとされている子がほとんどです。ぜひ「シニア犬猫の里親に」という人が増えてほしいですね。

――8歳以上は里親決定が厳しいとなると、団体の運営は大変なのではないでしょうか。

 広島・東京の3拠点で現在150匹前後の犬猫を保護していて、毎月最低限の諸経費で220万円~250万円かかっています。実は毎月50万円ほどの赤字なんですが、役員たちが個人で寄付して補填している状況です。行政からの補助金などは無いため、引き取り保護する際の寄付や、支援者の方々の寄付でなんとかやっております。

 悲しいですが、お金がないと、犬猫の命を守る活動はできません。賛同していただける方にはぜひご寄付や物品の援助、ボランティアでの参加をお願いしたいです。

忘れられないのは、新宿での犬の多頭飼育崩壊。23匹の犬が死んでいた
――犬猫を保護してきたなかで、最も印象に残っているケースを教えてください。

 2020年夏に起こった、新宿での犬の多頭飼育崩壊が忘れられないですね……。ごみ屋敷の住人が孤独死して、たくさんの犬たちが屋敷内に取り残されてしまいました。私どもは基本的に一般家庭から依頼を受けて引き取り保護に伺うので、こういったレスキューを普段はやっていないのですが、犬たちの命が危険にさらされており緊急性があったので、急遽(きゅうきょ)向かいました。

 しかし、連絡を受けて保護に向かったのが土曜日だったので、どの行政機関に連絡しても「月曜日まで待ってくれ」といわれてしまい家の中に踏み込めず……。月曜日になってやっと中に入れたのですが、残念なことに23匹全ての犬が死んでいました。土曜日にはこの耳で、ドア越しに鳴き声を聞いたのに……。

 中は壮絶な現場になっていて、ごみだらけで床一面が糞尿(ふんにょう)で固められ、高さ40センチほどにもなっていました。この中で犬たちが取り残され、助けられずに死んでしまったことを思うと、今でも怒りがこみあげてきます……。

 この件で新宿区から公文書を取り寄せて調べた結果、行政には12年も前から犬たちへの苦情が入っており、行政側は問題を認識していたことが分かりました。私たちが確認しただけでも、飼い主が死亡するまでに保護するチャンスが2~3回はあったようです。しかし、結局犬たちは保護されることなく、飼い主の死亡によって放置され、死んでしまいました。

――Instagramで当時の動画や画像を拝見しました、想像を超えるものでした……。

 今でもその時のことを思うとやりきれません、令和の時代に新宿のど真ん中で、こんな悲しい多頭飼育崩壊が起こったことは、忘れてはいけないですし、二度と起こってほしくないです。

 現在日本には、保健所や動物愛護センターなど動物を扱う行政機関はいくつかありますが、そのどれもが「基本的に人間のために動く」機関なんですよね。1つでいいので、「動物のために動く機関や窓口」を作ってほしいと強く思います。


コロナ禍のペットブーム、“命の重み”を考えた1年だったのに……
――コロナ禍のペットブームに思うことはありますか。

 日本ではペットブームが起こるたびに、比例して飼育放棄も多くなります。昭和、平成、令和になってもその傾向は変わりません。この現状を変えるためには、日本人の“命に対する意識”を高めていかなければならないと考えています。

 この1年は新型コロナウイルスの感染でたくさんの人が亡くなり、“命の重み”を考える1年になりました。しかし、同じ命であるはずのペットの命は考えていただけなかったんだなと……。コロナ禍で「命を大切にしましょう」と叫ばれていることとは相反する状況がとても残念です。

――日本人の意識を高めていくにはどういったことが必要だとお考えですか。

 子どもの内から教育の一環として「動物愛護」についての時間を作ってもらいたいと考えています。「命を守るためには具体的にどうしたらいいのか」「命の重さについて」を子どもの頃から学べる時間を作っていただきたいです。

 そして、繰り返しになりますが高齢者の人には「飼わない」という選択肢も考えていただきたいです。うちやたくさんの愛護団体で、「預かりボランティア」「お世話のボランティア」を募集しています。預かりボランティアなら、自分の体調に合わせて預かることができ、「一生飼う」という責任の重さはなく動物たちと触れ合い、癒やしをもらうことができる。うちでは70歳の預かりボランティアも活躍されています。ペットの命を大切にするために、そういった選択をしていただきたいと思います。

(了)


【転載ここまで】

この記事の後に愛護団体の連絡先が記載されているが 特定の団体をPRしたくないので割愛させていただく
また 
2018年09月24日09:48 カテゴリ 緊急・重要なお知らせ
@中谷百里率いる当法人の名称は
「特定非営利活動法人犬猫みなしご救援隊」

多くの方がお間違えになるようなので 別団体である事を申し添えておく 

思ったより長文の記事を転載し始めてから気付く・・・
内容は伝えたいことが多かったので中断せずに転載してしまったが 高齢者が犬猫を飼養するというのはそう簡単ではない
預りや 飼い主としての飼養申し込みをしても 殆んどの場合年齢制限ではじかれる
それほど一度見放された犬猫の幸せだけを考えている団体が多いという事になる

正直な話 高齢になってから初めて犬猫を飼うというのは至難の業だとは思う
以前飼っていた・・・と言ってもその時よりも 人は歳を重ねている
今から若くもならなければ体力も増強されるわけではない
結構世話をするというのは大変であり煩わしいものである
高齢の犬猫はそれぞれに体調変化がみられる時期になる
見落とさないように観察し 早期発見早期治療が必要になる
健康診断や疾患などで獣医師を訪れる回数も増えて来る
昨日までできていたこと(例えばトイレの失敗とか階段の上り下り)ができなくなったり 突然よろけたり・・
危険回避も日常となる
飼い主も犬猫も老いと共に暮らすわけであるから 頭で考えるより楽でない事は確実である

癒されることを考えるのであれば 『飼わない』と言う選択がベストであると思う





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最終更新日  2021年03月20日 23時03分06秒
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