カテゴリ:学習理論
●<処理抵抗値>のことを書いてから、IQ関連のメールが多くてちょっと対応に苦慮している。知能指数(IQ)を知能や学力と勘違いしているようだ。簡単にまとめて書いておきますので参考にして下さい。
●一般に使われているIQ測定値は仮想IQである。使えないくらい単純な処理(基本処理)をどれくらい速くできるかというだけで知能のそものを教えてくれているわけではない。(詳しくはBBS過去ログの<処理抵抗値>を参照) ●簡単に説明すると、本当の知能(実質IQ)を知るには仮想IQと思考回路度数SPを使います。 <例えば> 3-6才→→→→→→→→→→→→→→→→6-9才→→→→→→→→→→→→ →~12才:本当の知能・学力 (知的早期教育をしていなければSP=1.0) 仮想IQ: 90×SP1.0=実質IQ: 90→順調な思考回路作成→仮想IQ: 90×SP1.0 ■視考力を活用した思考力養成 →実質IQ: 90の豊かな思考力 仮想IQ:100×SP1.0=実質IQ:100→順調な思考回路作成→仮想IQ:100×SP1.0 ■視考力を活用した思考力養成 →実質IQ:100の豊かな思考力 仮想IQ:120×SP1.0=実質IQ:120→思考回路作成を無視→仮想IQ:120×SP0.5 ■暗記中心:徹底反復 →実質IQ: 60の考えられない頭 仮想IQ:120×SP1.0=実質IQ:120→仮想IQの向上を追求→仮想IQ:140×SP0.3 ■スピード中心:徹底反復 →実質IQ: 42の考えられない頭 …………………………………………………………………………………………… (知的早期教育をした場合SP=0.6) 仮想IQ:100×SP0.6=実質IQ: 60→思考回路作成を無視→仮想IQ:100×SP0.4 ■暗記中心:徹底反復:高速計算 →実質IQ: 40の考えられない頭 仮想IQ:120×SP0.6=実質IQ: 72→思考回路作成を無視→仮想IQ:130×SP0.2 ■暗記中心:徹底反復:高速計算:フラッシュカード →実質IQ: 26の考えられない頭 …………………………………………………………………………………………… ●これらの基本事項を知らないと「IQは高いのに文章問題に弱いのはなぜでしょうか?」なんてトンチンカンな質問をすることになる。仮想IQ=120でも実質IQ=26では文章問題を解けるハズがないじゃないか。ところが、中には「今は文章問題が解けなくてもIQ(仮想IQ)が高いんだから大丈夫」と考える人がいるらしい。...キケンです。お金と時間を使って子供の才能を潰していることになります。 …………………………………………………………………………………………… ●反対に仮想IQが低くても実質IQが高い(通常レベルだ)と、必要な情報(データ)を取り込んだときにその情報を使いこなす(応用する)ことが出来る。 ●仮想IQを学力のように思っている人は何度も知能テストをするが、二回目からの知能テストは同じ形式では全く使えない。それはただの、慣れと反射の訓練度合いの値であり知能とは無関係。 ●IQに関係なく幼児・児童期にすべきことは思考モデル(思考回路)作成である。それには視考力を活用する方法がベストである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月21日 16時37分37秒
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