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2019.08.25■育む教育vs蝕む教育
うちのマンションの住込管理人の子供は、上の子より1歳上だが、小柄なので、背は上の子に少し足りないくらい。茶色の瞳が穏やかな、可愛い未来地域の男の子で、名をNと言う。 家族で田舎から出てきているので、言葉は田舎なまりがきついのだが、優しい性格なので、うちの子らはMが大好き。 ひまさえあれば、一緒に遊んでいる。 今、UFOママの手元に、360ページに及ぶ、小3算数参考書兼問題集がある。表紙を見てみると、「学校の授業、宿題、あらゆるテストにおいて、基礎固めに使える・・TCTへの準備」とある。その中で、32ページが、特殊算に当てられている。その解説は、大人が読んでもピンと来ない、図なしの、文字式を使った解法である。また、途中式の省略があるので、移項を理解していない場合は、解法を丸覚えするしかない。 この本は、Nが、昨年度の学校の有料補習で使用していたものを譲ってもらったものである。この、消費者である子供のことを何も考えていない、権威ぶった本を、1年かけてさせられたNは、どんぐりの年長問題も解けなかった。父親は、借金までして、上の娘を塾に、下の息子を補習にやっている。それが、親にとってどれほどつらく切ない事か・・・ Nに、家にきて、うちの子らといっしょにどんぐりをするように誘ってみた。また、親にも、うちに寄越すように話してみた。夢のような日本式の勉強法があって、わずかな文章題をするだけで、うちの子らは昨年度、クラスで算数はトップだったこと。親はすぐに承諾した。 しかし、Nは算数と聞いただけで、拒否反応が強く、UFOママを恐れて、ばったりうちに来なくなってしまった。この子は、小3で、算数を恐れ、芯から算数を嫌いになってしまったのだ。いっそ、田舎にいたままだったら、補習もなく、一日の大半を自然の中で過ごして、才能を潰されることもなかったのかもしれない。 手垢と涙で汚れた分厚い本は、汚い字で書かれた筆算と、1度でできなかった○印があちこちについていた。 ※「1_day_English_Seminar_in_Fukuoka」...「中学3年間の英語を1日でマスターするセミナー」 ※日本ブログ村に参加してみました。 このブログが参考になりましたら、お手数ですが、下記のバナーをクリックお願いします。 ![]() 【どんぐり倶楽部の公式サイト】は下記よりどうぞ ![]() 【頭の健康診断】は下記より:年長~小6(中学生は小5-6を使用可) *今の学習形式がお子さんに合っているかどうかも診断できます<診断表アリ>* ![]() ※案内「どんぐり倶楽部の教育講演会 in 2012」...最初で最後の「どんぐり倶楽部」主催の講演会です。 ※案内「大阪講演の記録(YouTube)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月16日 14時40分57秒
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