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2013年08月08日
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<2003年の出版社とのメールより>
§視考力の二つの真価
 今までの使い方は視考力のほんの一部に過ぎません。実は視考力の最大の特徴は「考えられないことまで分かってしまう」という発見につながる力を育てることができる点にあるのです。しかも、最も簡単にできることも特徴です。
絵図を参考にして頭で考えることが本当の視考力を使うことではありません。目の前にある物(立体)や絵図(平面物)を使って視覚イメージを自在に変化させることであらゆる可能性を瞬時に当てはめるのです。視覚イメージを使うのでエネルギー消費は最小で反応は最速、処理能力は最大です。だから思いもしていなかったことをヒラメクのです。ヒラメキもまた視考力のなせる技なのです。漠然と右脳を発達させればいいという問題ではないのです。視考力の養成が基本なのです。
 「目で考える」ということを単に絵図を参考にして頭でかんがえることと勘違いしてはいけません。頭で考えるときに参考にすることももちろんできますが、それは初歩的な使い方で視考力の副産物です。「目で考える」とは言葉を操って考えるのではなくて目で「見えてしまう」ように絵図をアレンジして目で分かるようにすることなのです。考えるのではなく、絵図を動かしたり変形させたりして、その形から発見をするのです。頭のなので理論的に考えるのではないのです。理屈で考えないので格段に速くて理屈理論では到達できないことでも簡単に見えてしまうのです。例えば箱を右30度から見たときの形は何角形かは理屈では実に分かりづらいし時間がかかる。だが実際に箱を見れば分かってしまう。これは箱を参考にして考えているのではなくて目が教えてくれているのです。頭で考えられることは実に単純なことだけなのです。目で考えるとは文字通り目を使って視覚イメージを操作することで発見するということなのです。この時、知識や判断は脇役にしかなりません。考えを伝えるために絵図を利用して分かりやすくするという単純なことではないのです。
 視考力の真価は絵を描かないと思いつかないこと、頭で考えていては莫大な時間がかかること、視覚イメージの操作でないと見えないこと、つまり、理論では説明できなかったり、とても時間がかかる複雑なこと等を一瞬で見えてしまう(分かる)ようにしてしまうことにあります。人間の目が持っている力は最高の情報処理能力を持っているのです。ですから、視考力を使っている人は何かを発見することが多いのです。視考力は思考力を超えているからです。このように、考えの及ばないことをいとも簡単にやってのけることができることが視考力の真価なのです。発明や発見にも、この力が大きく役立っています。
 天才として知られているアルキメデス( BC287?-BC212)は、いつも図形を描いていました。絵で考えていたのです。彼もまた視考力を活用していたのです。見えたことを数学で証明したのです。だから確信的に計算を続けることができたし、工夫もできたのです。見ること・見えることの効果を知っていたのです。まず視覚で確認してから理論を組み立てるのです。視覚イメージは理論を簡単に超えているのです。彼は積分法につながるアイデアを用いて放物線と直線とで囲まれた図形の面積を求める方法を発見しました。彼の方法(取り尽くし法)もまた目による工夫から考えついたものです。また、天才的な天体観測者だったティコ・ブラーエ(1546-1601)は生涯をかけて天体を観測し、死の直前に観測記録をケプラーに託しました。渡されたケプラー(1571-1630)は、長い時間(一説には25年間)をかけて、火星の軌道を計算しました。ティコの観測資料と適合させるため、楕円軌道を導入し、ケプラーの法則を発見しました。この考えはニュートンの 万有引力の法則によって明確になります。ここでも最初にあったのは観察という目のなせる技だったのです。
 視考力を使った発見発明は数限りなくあります。なぜなら、視考力は誰もが持っている最高の力だからです。天才の常識をみんなの常識にすることはとても簡単なのです。

◎まとめ◎
 学力の基礎とは視考力のことだったのです。
 知識を吸収するための効率的な方法を教えることこそが最も大事な基礎教育です。それなのに、簡単な単純計算や知識の積み重ねを基礎教育と勘違いしている人がいます。これではいつまでたっても自発的学習は不可能です。理解は知識を通してではなく体験を通してなされるからです。ここを知らないと知識さえあれば分かると思い違いをしてしまいます。そこで、知識を増やそうと懸命になって、結果としては考える力をそぎ落としてしまうのです。

◆コーヒーブレイク・見えている?◆
 「見える」とは目から入ってきている景色をそのまま意識しているわけではありません。全てを頭の中で再構成(再現)しているのです。このことは3Dアートと呼ばれるような平面の絵の中に立体像を見ることでも確認できます。無い物が見えているということは頭の中で作られている物を意識している、つまり見ているということです。簡単な物では次のようなものでも確認できます。左の図は正方形を並べたものですから曲線には見えないはずですが、私達には曲がって見えます。つまり、頭の中で曲線として再現されているということです。
一般には目の錯覚(錯視)と呼ばれていますが、頭が視覚イメージを再構成していることが原因です。
※エッシャーの「騙し絵」などは有名ですが、この簡単な錯視図でも確認できます。
ブロック錯視
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「感味力と視考力の魅力と威力」
〜これらを知らずに子育てと教育は語れない〜
感味力を失えば人間にはなれない。
視考力を使わなければ最終進化形態には辿り着けない。
12歳の思考の臨界期までに、
人間的な判断力の拠り所となる感味力を損なわずに、
視考力を活用して無理なく無駄なく効果的に、
人生を楽しむための絶対学力となる豊かな思考力を養成する。
そのためには、健全な教育の理論と手法を会得しておかなければならない。
これが、先人の責務である。
どんぐり倶楽部は、この健全な教育の理論と手法を提供する。





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最終更新日  2013年08月08日 07時55分33秒


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アンカラママ@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) どんぐり倶楽部を知ってから、5年余ですが…
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障害児と通常発達児の双子の母@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、本当にありがとうございました!…
障害児と通常発達児の双子の母@ Re:■子供達に学力的な能力差はない。(文責:どんぐり倶楽部)(09/30) ブログ、本当にありがとうございました!…
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