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<in London> academic scholarship 先日academic scholarshipの試験(奨学生認定試験)がありました。学校から選抜された生徒に受験資格が与えられます。選抜科目は、数学、英語、科学、フランス語、ラテン語の5科目で、子供は5科目の受験資格を得ました。筆記試験を通過できると面接試験があり、その成績で結果が出ます。結果は来月分かる予定です。 数学の筆記試験は簡単だったとのこと。一番難しい問題が、以下の問題でした。 ・コップにオレンジジュースとレモンジュースが4:1の割合でよく混ぜ合わさった状態で入っています。いま、コップの中のジュースを4分の1取り除いて、その後、同じ量のオレンジジュースをコップに入れました。オレンジジュースとレモンジュースの割合を求めなさい。 子供はすぐに頭の中で絵をイメージし、 ・オレンジジュース:レモンジュース=4:1 ・16:4 ・12:3 ・17:3 と秒殺したそうです。4MXか5MXくらいの問題だね、で終わりでした。 5科目すべて面接試験に進みましたが、数学以外は全くつまらなかったので適当に話したとのことでいまひとつだったとのこと。面接試験は先生と生徒1:1でその場でいくつか問題を聞かれるという形式。 数学は3題あったそうです。2問はとても簡単な問題。残る1問は複数の図形があり周囲の長さが一番大きいものはどれか、というような問題。 その問題は直角二等辺三角形の辺の比が1:√2になることを知っているかを問う問題。子供は、問題の図形が直角二等辺三角形をいくつか組み合わせてある図形だったので、面積を利用して辺の比が1:√2になることを証明しながら解答しました。そのことがとても高く評価され、こんなやり方をした生徒は一人もいない、と随分とほめられました。 最後に校長との面談がありその面談はものすごく楽しかったそうです。 校長は、フランスでの襲撃事件を題材に、「どう思うか」、「正義とは」、「格差とは」など意見を聞いてきたそうです。子供は普段からその手のことを考えることが大好きなので会話は大変盛り上がったそうです。 Head Masterとの面談 前回の記事「academic scholarship」でのHead Masterとの面談内容。30分以上も大議論で盛り上がったそうです。ここで書けるのはほんの一部だと思います、なにしろ議論の内容の奥が深すぎてとてもすべて網羅できません。
注)Offend:異なる価値観を持っている人に対して強制的な態度を示したりすること。辞書で出てくるような意味より幅広い意味で使われている気がします。 このような密度の濃い会話が30分以上続いたといいます。ここでは書いていませんが、HMの考えも子供に相当たくさん話してくれました。また「Offend」の質問で子供が「YES」と即答したときにHMは少し驚いていたといいます。HMは「ダメに決まっている」という一般的な答えを予想していたのだと思います。子供は決して「Offend」を肯定しているわけではありません。既存の価値観や常識にとらわれたくない、という非常に強い意思を持っているがゆえの子供らしい発想だと思っています。 この記事はまたアップデートしていきたいと思います。 ここで言いたいことはこのような話を13歳の子供がしているということです。ただし、ただの子供ではありません、ホモサピエンスの進化形態にあった育ち方をした人間です。
つまり、どんぐり理論に基づいて自然に育った「普通」の人間です。
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最終更新日
2015年03月02日 22時25分36秒
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