2016/09/05(月)14:55
●「どんぐり」も実践している聡明な保護者なのに...(文責:どんぐり倶楽部)
●「どんぐり」も実践している聡明な保護者なのに、「先取りで次学年の漢字学習を夏休み中に終えた」そうだ。???である。
●マイナスが見えないのだろうなぁ。「どんぐり」では「先行学習」は、機能的な学習障害がある子供にだけオススメしている。それ以外では、ご法度である。マイナスだからだ。「迷った時には、削りなさい」という小説作法の原則があるが、同じである。余計なものは無いほうが豊かになる。
●なぜ、こんなことを書くかというと、そのブログの作者は相当に賢い方だからだ。しかも、どんぐりも知っている。それなのに...。プラスになると思っているからのことなのだが、「できること」「つまずかないこと」がプラスになると思っているからとしか考えられない。
時間があるから?...これは、理由にはならない。
漢字が好きだから?...これは、理由にはならない。
嫌がらないことで知っていることはマイナスにはならないから...これは、理由にはならない。
*これが理由になると勘違いしているフシはある。だが、それは違う。マイナスになるのだよ。
自由に読めるものが増えるから?...これは、理由にはならない。(だって、ヨミガナが書いてある)
●簡単に言うと、「プラスになると思っている」からであろうが、ならない。マイナスは多くあるがプラスはない。少し詳しく書く。
●来年すべきことを今年終わらせてしまう。
→ココに何らかの価値があると思い込む。
→漠然とした狂った価値観を植え付ける。
→無意味な優越感を育てる。
→不鮮明な判断基準を育てる。
→不合理なことを合理的なことだと思わせる。
●スラスラ読めることがプラスではないことは詳細に書いてあるので割愛する。
→完璧主義は潰さなければいけないのに逆に増長させる。
→出来ないものがいる中で必ず出来ることがいいこと、あたりまえのことだと思う素地を作ってしまう。
*自分が読む本の中で、難しい感じや習っていない漢字をマスターすること(読みと意味に限る)は大いに結構だが、漢字学習の先取り(書きまで含む)はマイナス学習である。
◎ちょっとビックリしたので、記録として残しておきます。
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