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カテゴリ:軽度発達障害
人の脳(大脳皮質)の中で手足を支配する部分が多いです。
ですから、手足を動かすといいのですよね。 大脳皮質はそれでいいのですが、前頭葉を鍛えるのはその上に別の要因が加わるのです。 この部分は、チンパンジーでも5%程度しかないのに、人間は30%もあるのです。 ですから、前頭葉を鍛えないと人間の形をした動物になってしまうのですね。 自閉症等の発達障害と軽度発達障害は若干異なっています。 自閉症(低機能自閉症/高機能自閉症)の症状も前頭葉の発達不十分で起きる症状を示します。 またLD、ADHD、アスペルガー症候群(高機能自閉症)も何れも前頭葉症状を示します。 ですから、多くの場合、いろんな合併を示すのですね。 ある意味で当然なことです。 軽度発達障害の多くの場合、一つの判断でくくってしまいますと、 そこからはみ出てしまうのです。 例えば、「椅子に静かに座っていなさい。」 「みんなと一緒に○○をしましょう。」 「大人の言う事をよく聞いて、その指示に従いましょう」 などですね。 当どんぐり学園に、自閉症(低機能自閉症)と思われる子どもがいます。 学力的には非常に低いです。一週間が7日、1日が24時間ということ、「16時は何時?」 ということもよくわかっていませんでした。 しかし、人から聞いた事、経験した事の記憶力は素晴らしいものを持っています。 人と会いますと、その人の名前、時には服装など、は必ずといっていいほど一度で覚えます。 一つの判断で縛らなくてその子の良さを認めたら子どもは生活できるのですね。 しかし、その子が卒業後社会生活できるまでには多くの課題があります。 でも一つ一つクリアしていく以外には道がないですね。 <こころ> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.04 08:01:13
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