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テーマ:小学生ママの日記(28584)
カテゴリ:学校の教育
これまで度々書いていますが、脳の前頭葉は人間が極端に発達した部位です。
大脳皮質は霊長類で著しく発達したものですが、 大脳皮質の中で前頭葉が30%以上も占めているのは人間だけなのです。 脳の神経細胞は、沢山の突起をもっていて、 その突起を伸ばして別の細胞あるいは突起と情報交換するお場(シナプス)を作ります。 情報交換する場(シナプス)は、手足を動かし、脳を使うことで出来るのです。 細胞があってもシナプスがなければその細胞は働いていないことになります。 前頭葉を鍛えなければ、前頭葉の細胞にシナプスができないのです。 前頭葉を充分に鍛えた人が、 大人になってから前頭葉を障害すると、 前頭葉がない状態、働かない状態となってしまうのです。 それが、高次脳機能障害(前頭葉機能障害)なのです。 高次脳機能障害の具体的な症状 ●記憶障害:物の置き場所を忘れたり、新しいできごとを覚えられなくなること。 そのために何度も同じことを繰り返し質問したりする。 ●病識欠落:自分が障害を持っていることに対する認識がうまくできない。 障害がないかのようにふるまったり、言ったりする。 ●注意障害:ぼんやりしていて、何かをするとミスばかりする。 二つのことを同時にしようとすると混乱する。 ●遂行機能障害:自分で計画を立ててものごとを実行することができない。 人に指示してもらわないと何もできない。いきあたりばったりの行動をする。 ●社会的行動障害:すぐ他人を頼る、子供っぽくなる(依存、退行)、 無制限に食べたり、お金を使ったりする(欲求コントロール低下)、 すぐ怒ったり笑ったりする、感情を爆発させる(感情コントロール低下)、 相手の立場や気持ちを思いやることができず良い人間関係が作れない(対人技能拙劣)、 一つのことにこだわって他のことができない(固執性)、 意欲の低下、抑うつ、など。 これらを見ますと、軽度発達障害の子あるいは現代の子どもの多くに見られる症状だと思いませんか。 特に社会的行動障害のところを見ますと、子どもだけでなく大人にもこの種の人たちが増えていると、感じることができるかと思います。 心理学の「共依存」、昨日の「母から逃れられない子ども」もこの部類に入るのでしょうね。 <こころ> 人気ブログランキングに参加しています。 クリックお願いします。m(_ _)m どんぐり学園の公式ホームページはこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.22 06:04:39
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