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テーマ:今日のこと★☆(103918)
カテゴリ:日頃感じた事
昨日のテレビ(NHKスペシャル;海軍400時間の証言)で、
旧海軍軍令部に所属していた将校などの「反省会」記録の放映がありました。 その中で、太平洋戦争に突き進んだ経緯などが話されました。 国を思っての戦争ではなくて、海軍を思っての戦争であったのです。 その「いい加減さ」に驚かされました。 海軍軍令部は、「作戦参謀本部」なのです。 しかし、まともな作戦を立てていなかったのです。 太平洋戦争の転機となったミッドウェイ海戦に対しても、 作戦をどこで企画したのか不明で、 本来あらゆる作戦を綿密に練り上げる機関である軍令部が作戦本部、中枢部の役割を果たしていないのです。 「無責任体制」と言える状況だったのです。 こんな状況で、「あの戦争」が始まり、多くの人が命を落としたのかと思うと、強い憤りすら感じます。 「この戦は、玉砕戦だから前線へ戻れ!」と追い返されて死んで行った人たち、 「特攻」で爆弾を抱えて自らの命を失った兵士、 最前線で、竹槍で戦わざるをえなかった兵士、の無念さを どう考えたらよいのでしょうか。 このような「無責任体制」は、旧海軍軍令部だけではありません。 現在の霞ヶ関の官僚制度も似た感じがしています。 明治、大正、昭和を通して、 日本は、国を考えるのでなく、その部署(省庁)を第一に考えるように思えます。 悲しいことです。 <こころ> 人気ブログランキングに参加しています。 クリックお願いします。m(_ _)m どんぐり学園の公式ホームページはこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.10 17:07:03
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