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子《し》曰《のたま》わく、巧言令色《こうげんれいしょく》、鮮《すく》なし仁《じん》。(学而第一)
《原文》子曰、巧言令色。鮮矣仁。 《訳》先生がいわれた、「言葉《ことば》上手《じょうず》の顔《かお》よしでは、仁《じん》の徳《とく》はほとんど無いものだよ。」 《解説》巧《たく》みに言葉を弄《ろう》して人を喜ばせたり、人にへつらって笑《わら》うなど、人が外面《がいめん》を飾《かざ》ることは、己《おのれ》の徳《とく》がなくなるものだ。一方《いっぽう》、まっすぐの正直《しょうじき》さ、毅然《きぜん》とした強《つよ》さ、飾《かざ》り気《け》のない純朴《じゅんぼく》さ、さらに寡黙《かもく》さ、は仁《じん》に近《ちか》い。 巧言令色 ノ 言葉を巧みに飾り、うわべだけ愛想をよくして、うまく取りつくろうこと。 「陽貨第十七 17」に重出。 《参考》子曰わく、剛毅木訥《ごうきぼくとつ》、仁《じん》に近《ちか》し。(子路第十三)(先生がいわれた、「真《ま》っ正直《しょうじき》で勇敢《ゆうかん》で質実《しつじつ》で寡黙《かもく》なのは、仁徳《じんとく》に近い。」) 剛 ノ 意志が強い。毅 ノ 気性が強い。果敢。木 ノ 「朴」に同じ。飾り気がない。訥 ノ 口べた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.06.06 04:53:12
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