2022/05/15(日)17:47
ワンコ日記 事情
今行っているシェルターの、ワンコが譲渡の対象となる条件として、安全第一と考えるためか、どの人に対しても安全であるということがあるみたい。
ということはで、例えば、以前男性なり女性から虐待を受け、そのトラウマから特定の性別に人間に対して唸ったりするワンコは・・・・処分の対象になってしまっているっぽい。
過去のトラウマが、たとえ人間側の理由であっても・・・。
譲渡対象になる前のワンコ達の散歩をする際、始めは私に対して、怖がって犬舎の奥で震えていた子達が、私がいろんなワンコを散歩を出しているのをみて、”この人は安全(危害を加えない)”と思うのか、しばらくたって、恐る恐るだけど、犬舎前に出てきたリ、時によっては、吠えて”こっちこっち(やっぱり散歩にだして)”となる子もいる。
そういう子達は、一度一緒に散歩に出ると次からはおっかなびっくりな様子はあるにしても、わりと始めよりはスムーズに犬舎から出ることができる。
が、散歩する人が変わると、また振り出しに戻る状態で、慣れるまでしばらくかかる子もいる。
散歩を何度か一緒にすることですっかり慣れてくれ、しまいには、私の膝に飛び乗ってきたリ、キスのあらし、ぺろぺろなめてきたリしてくるのにもかかわらず、他の人に慣れないということで、譲渡対象から外されることがある。
そういう子達との別れは悲しい。今日もそんなワンコとお別れすることになってしまった。
ここではワンコ達の命が選別され、お別れをすることになってしまってる。救える命なのに。人間の安全という理由で。
今の私ができることは、散歩をすることくらい。散歩中、できるだけスタッフや他の人とワンコが触れ合い、人間=いいことがある(おやつがもらえる)、遊んでくれる などいいことの紐づけができればと思う。