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テーマ:ミステリはお好き?(1425)
カテゴリ:綾辻行人
綾辻行人の「時計館の殺人」の最後の1章(12章)を読み終わった。
前回「その1」(日記は→こちらから)で,いろいろ書いてみたが,「残すところあと1章」ということもあり,「館」シリーズにしてはめずらしく「当たっている」要素が多かった。 もっとも,「ある人物が犯人でない」と決めつけた最大の要因が,「残りページが多すぎる」ことなので,たいして自慢にもならない。 ここから下は,ネタバレだらけになります。既読の方,あるいは読む予定がない方のみごらんください。 ところで,今回感じたのは,「読者の推理」と「探偵の推理」の違いである。 探偵島田(作家鹿谷)は,江南を通してしか旧館でのできごとや会話をわからない。 もちろん,樫が死ぬ直前に思い出した,「今日はね…」に対する永遠の反応など知るはずがない(1例)。 その意味で,最後の章の前半は当然「由季弥が犯人」の立場をとらざるを得ないし,福西の回復を待って初めて推理が完結することになる。 この作者は,やはりうまい書き手だなと思った。「特別扱い」することで,読者をトーンと突き放している態度にやや快感も覚える。 ということで,今回はおしまい。 ところで,ふっと思いついて,「時計館の殺人」ネタバレコメント専用という記事(?)を作ってしまいました。これに続けてアップしますが,→こちらから行くこともできます。 ネタバレを避けている本文に対し,ネタバレを含むコメントを書けないことの欲求不満からきた「実験」です。 時代,場所,登場人物などをフリーページの綾辻行人メモ(時計館の殺人)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 綾辻行人の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (綾辻行人)からごらんください。 シリーズ次作「黒猫館」についての日記は→こちらからどうぞ。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/17 06:02:23 PM
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