|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
カテゴリ:読んだ本(その他・海外)
スナーク狩りの最終回。
1章はこちらから, 2,3章はこちらから, 4~6章はこちらからどうぞ。 7章 バンカーの運命 探索中,バンカーは勇気を奮って1人先に突進するが,バンダースナッチ(人さらいの猛犬?)につかまり,小切手を差し出すが,効き目はない。 一行がやってきてやっと解放されたバンカーだが,恐怖のあまり顔は真っ黒に,チョッキは真白に。 頭をかきむしって椅子に座り込み,2本の骨をカタカタいわせながら,不気味な歌を歌いだした。 ベルマンは彼を「運命に任せる」ようにいう(要するに見捨てたわけだ)。 もう半日たってしまったので,これ以上遅れると夜までにスナークを捕まえられない。 8章 消滅 指ぬきで捜した,注意深く捜した,くまでと希望で追いかけた。 鉄道株で命を脅した,微笑と石けんで魔法にかけた。 (5~8章はすべてこの出だしで始まります) 日も暮れかかり,狩りが失敗するのではないかと恐れ始めた頃(ビーバーは尾っぽを使って飛び跳ねている),「名なしが叫んでいる!」とベルマンがいった。 「狂ったように,両手を振って,頭も振って」「スナークを見つけたんだ!」 ブッチャーは,「あいつはとんでもない奴だった」と喜び叫ぶ。 そして,彼らは見た。 名なしのベイカーがそそり立つ岩の上に厳かに立ち,次の瞬間,深い裂け目に飛び込んでいくのを。 彼らは恐れながら待ち,聞いた。 「スナークだ!」というのが最初に耳にした言葉。すばらしすぎて信じられない。 続いて,立て続けの笑いと歓声。 そして不吉な「あっ,ブー……」 そして静寂 「……ジャム」と聞こえたという者もいたが,風の音だという者も。 一行は暗くなるまで探索を続けたが,ベイカーがスナークに出会った場所だとわかるような,ボタンも羽根も痕跡も見つからない。 何かをいいかけたそのとき,笑いと喜びの中で,彼は静かに突然消え去った。 そうさ,スナークはブージャムだったのさ。 おしまい いったいスナークとは何であるのか,各人の想像に任せるしかない。註によると「大陸間弾道弾」だという説(というか実際にSnarkと呼ばれた)もあるそうだ。 ところで,最初に戻り,「ノービットの冒険」についてだが,「ホビットの冒険」を下敷きにしているとともに,たしかに「スナーク狩り」をも下敷きにしていることをはっきりと感じることができた。 ベイリーとともに冒険旅行をしていたクローンの一族のうちの1人は,スナークを捜し当てた。 そして,それがブージャムだったのかどうか……,それは本を読んでもらえばわかると思う。 「ノービットの冒険」の記事は こちら。 ミステリ以外の海外作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (その他)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/20 12:40:46 AM
[読んだ本(その他・海外)] カテゴリの最新記事
|
|