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テーマ:ミステリはお好き?(1425)
カテゴリ:森博嗣
またまた出ました,最後のケーキの行方。
森博嗣の「τになるまで待って」の話である。今回は加部谷恵美が(山吹,海月と食べようと思って)買ってきた4つを,留学生の李と食べているところに国枝が登場して残りの2つを確保。 気になる最後の1個は犀川に割り当てられたが,結局国枝と加部谷が半分ずつ食べることに。 ここらへん,国枝先生意外としっかりしていらっしゃる(笑) ところで,この作品がミステリとして「あっさりしすぎている」きらいがあるといったら,いいすぎだろうか? だが,もし自分がこの本で初めて森作品を読んだとしたら,途中か,いちおう最後まで読んでから投げ出し,ほかの作品には手を出さなかったような気もする。 Gシリーズに入ってから,「動機はどうでもいい」,「犯人もどうでもいい」という傾向が強まったが,この作品ではますますそれに拍車がかかったようだ。 でも,これまでにいろいろ読んでますからね!! だから,おもしろかった。 特に「密室」の使い方。殺人があった部屋が密室であり,建物自体からの出入りもできないという二重密室になるのだが,それがまさか,逃げる時間を稼ぐための密室だなんて!! 密室というと,「意図せず密室になって自殺に見せられなくなり,犯人の思惑が狂う」というパターンが多いのだが,今回は犯人の思惑通りの密室。う~ん,なるほど!! 天候あての謎,恵美ちゃん異界に行くの謎は大まかなところが(細かい仕掛けなどはもちろんわかりませんでした)わかったので,密室の謎も,建物自体の秘密の構造によるものであるような気がしていた。 ここらへんは海月君の推理の行き詰まりに近いのだが,彼と違い,犀川先生の話を聞いたとたんにパッとわかるということにはならなかった(笑) 現場も見ずにあっという間に答えを出してしまう犀川先生だが,ちょっとずるい気もした。溶接か!! そこまでは思いつかないなあ。 「詩的私的ジャック」(日記は→こちら,ただし,この点には触れていません)の中の密室トリックで速乾性のセメントが使われていたときと同じような,ちょっとした違和感を覚えてしまった。 シリーズの裏に見え隠れしている真賀田四季とMNIだが,赤柳が調査に行きはしたものの大した進展を見せなかった。あるいは逆に,シリーズに絡んでいることがますます明らかになったという点では「大進展」というべきか。 しかし,睦子叔母の眼力はすごい。まさかまさか,赤柳が偽名だなんて! しかも「年季が入った髭」にごまかされないとのお言葉! もしかして,この人保呂草かな? でも,「θは遊んでくれたよ」(日記は→こちら)では,赤柳が海外の保呂草と電話で話をしていたような気もしたが…… ひょっとして,林さん??? 年齢的に無理かな? う~ん,気になる(笑) そろそろVシリーズに戻るかな…… 「φは壊れたね」の日記は→こちらからどうぞ。 次の日記も読ませていただきました。 死季彩歌★別館(咲哉1227さん) すずかの日記(すずかりんかさん) 日々のあぶく(kiyu25さん) のぽねこミステリ館(のぽねこさん) 部屋の隅っこ。(柚木 悠来さん) 茉莉花離宮(りきゅぅさん) 読書と手品で過ごす日々(MAROCKさん) 江戸風流 春蝶亭雑記(春蝶亭多門さん) 風の吹くまま 気の向くまま(himebun05さん) Little Drops(深森はるなさん) 背表紙ふぇちの独白(ayafkさん) なほまる日記・離れ(☆なほまる★さん) 田ライダー(田ライダーさん) 読書日記&たわごと(cascade0920さん) フォッカーといえば・・・・(ベローソフさん) 時代・場所,登場人物をフリーページの森博嗣メモ(τになるまで待って)に簡単にまとめてあります。 森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (森博嗣)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/18 09:28:52 PM
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