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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:読んだ本(時代)
鎌倉河岸捕物控の5作目
佐伯泰英の「古町殺し」を読んだ。前作の日記(→こちらから)で「1つの大きな事件があり,その合間に小さな事件が解決されるというパターン」に慣れたと書いたばかりだったが,今回は小さな事件が2話だけの「長編」仕立てになっていた(笑) 寛政11年春,将軍家斉主催の御能拝見の日を前に,古町町人でもある宗五郎が腕の立つ浪人に襲われたのを皮切りに,古町町人が続けて殺害されていく。 江戸の古町町人が江戸城に招かれることが習慣になっている御能拝見に的を絞ったたくらみであり,取り潰しにあった古町町人やお役を返上した名主など古町町人に恨みをもつ者を中心に探索を進めていくのだが…… 前々作の日記(→こちらから)で「強い敵役が出てこないかなあ!!!」などといっていたのが聞こえたのかどうか(って本が書かれたほうがずっと早いのでそんなはずはない!),今回の敵はけっこう手ごわかった(例によって最後はあっけなかったけれど)。 政次,亮吉,彦四郎,しほがそれぞれに似合った活躍をするのだが,今回おもしろかったのは船上での亮吉の活躍。 酔っ払って,爆弾を振り回してそんなことで解決しちゃっていいのか? という気がしないでもないが,いいんでしょう(笑) 先輩たちを差し置いて手先たちの指揮をとらされたり,腕利きの浪人と対決する宗五郎から「十手を受け継ぐのはおめえだからな」といわれたり,政次の後継ぎとしてのお披露目も間近という感じになってきたが,手先の中では,もともと亮吉とそりが合わなかった下駄貫が反発を強めていく。 そうこなくてはね!! 亮吉がなんとなく納得したあと,誰もがものわかりがよくてはおもしろくない。さて,今後の展開は? といったところですね。 各話の事件 1 身をもちくずした京都の彫師の息子が江戸の師匠の娘との婚姻を前に「精算」のつもりで連続殺人。 2 六阿弥陀めぐりの人々から金を奪う兄弟たち。 なお,前回のコメントでのたばさ6992さんからの課題 「次のお話でもおかしいところがあるので、探してみてください」 に,関しては降参するしかないようだ(笑) 広吉のキャラクターが大きく変わっていたことには気づいたが,多分,それとは違いそうだし…… シリーズ前作の「暴れ彦四郎」についての日記は,→こちらからお読みください。 時代・場所,登場人物をフリーページの佐伯泰英メモ(御金座破り/暴れ彦四郎/古町殺し)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 佐伯泰英の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (佐伯泰英)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/02/12 12:47:10 AM
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