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2006/02/26
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図書館にたまたま「The Jeeves Omnibus 5」という本があり,その中にウッドハウスのジーヴズものとして最後の2つの短編「Jeeves Makes an Omelette(1959)」と「Jeeves and the Greasy Bird(1966)」が収録されていた。

どちらもおもしろかったのだが,ここでは,

「Jeeves Makes an Omelette(ジーヴズオムレツを作る)」

の内容を2回に分けて,ごく簡単に紹介してみようと思う(これまで「ジーヴズもの」を読んでいなくてもわかるようにしたつもりではある)。

はっきりいって(もいわなくても),中身の紹介なので,ネタバレというか,ネタそのものです。ということで,「あらかじめ知りたくない」場合は以下をパスしてください。
ただし,「オムレツ」のほうは比較的独立した話なので,それ以前の話のネタバレになる要素は「ほとんど」ありません。
また,この短編は文春版の「ジーヴズの事件簿」にも国書刊行会のウッドハウス・コレクション(1~6)にも収録されていません。

以下は,原文の大幅な省略や,ねじ曲げや,原文にない余分なことの追加もあるので,「テキスト」としての利用価値はありません(笑)


「おば」族にたいして何か思い切ったことがなされるべきだとは心ある人間なら誰しも思うこと。誰かが,「おばたちを鎖でつなぎ,あちこち動き回れないようにしようじゃない会」なんてものを提案したら,喜んで出資するつもりだ……。

バーティ・ウースターがこのようにぼやいているのはダリア叔母とフォザギル家のヴィーナス(の絵)が頭にあったからで,耳もとで「マーシャム荘」などとささやかれたら,いまだにぶるぶる震え出すという「後遺症」が残っているからだ。

ことの始まりは,ゴルフをやって,ドローンズ・クラブで夕食をとり,ロンドンの自分の部屋のいつものソファーで「この世に何も憂うことなし」という感じでテレグラフ紙のクロスワードをやっていたとき。

電話の音がしたと思ったら,従僕のジーヴズがやってきて,「トラバース夫人からです」といった。
そのときに,「これは泥沼にはまる(原文はスープに浸かる)ことになる」などという霊感がはたらかないのが自分の欠点だ,などとバーティはあとから振り返るのだが,ニガテなアガサ叔母ではなく,大好きなダリア叔母からの電話だからと,いそいそと受話器をとり……

叔母は自分が主宰する雑誌「ミレイディ・ブードワール(英国夫人の閨房)」への連載を人気女流作家のコーネリア・フォザギルに依頼するためにハンプシャーのマーシャム荘にいるという。

彼女によると,ビンゴ夫人であるロージー・M・バンクスが心の琴線に触れる作家だとしたら,コーネリアは心臓を両手でつかみ,それを蝶結びにしてしまうような作家。
(トラヴァース家の名コックのアナトール引き抜きの件でロージーから連載を断られた経緯があるので,この評価は若干差し引く必要がある)

夫のトム・トラヴァースが出してくれるのはぎりぎり500ポンドなのに,コーネリアは800ポンドを譲らない。けれど,もう1押しで何とかなりそうなので助けてほしいというダリア叔母。

いったい自分に何ができるのかと,マーシャム荘にいるメンバーを聞くと,おばと彼女のほかには,コーネリアの夫で天才画家のエヴァラード,その父で絵を趣味としているエドワードだとのこと。
作家や画家の中に入っても何もできないし,行きたくもないというバーティだが,こなければ今後アナトールのおいしい料理を食べさせないという脅しに負け,「ちょっとしたことをやってほしいだけ」というダリア叔母の言葉を気にしつつも,ジーヴズとともに出かけることになった。

行ってはみたものの夕食の会話も弾まず「何ができるのだろう?」といぶかしんでいるバーティにダリア叔母が頼んだ「ちょっとしたこと」とは,「ダイニングルームにかかっているヴィーナスの絵を盗むこと」だった。

その絵はコーネリアとエヴァラードの結婚記念に父のエドワードが贈ったものだが,天才画家としては,食事のときにその絵を見る苦痛に耐えられず,そのたびににらみつけてもいるというしろもの。
そのせいで,最近は精神状態もおかしくなっているという。父親からのプレゼントだから外すわけにもいかないし……。

「盗みは難しい」とバーティがいうと,「枠をそのままにして,絵だけをナイフで切り取れば簡単」と叔母。
「ナイフがない」というと,「だいじょうぶ」と叔母。

都合のいいことに,この界隈では最近絵画泥棒が続発しているので,窓を開けておけばその泥棒のせいにできる。
このことはコーネリアも知っているし,きっと喜ぶと叔母はだめ押しをする。

「盗み」を断れなくなってしまったバーティが,モリアティー教授やフー・マンチュー博士ならともかく,地元でも尊敬されているダリア叔母が……とぼやくと,「いざとなると女性のほうが過激でございますから」というジーヴズの返事。

「窓を開けておけば泥棒のせいにできる」という叔母の計画についてジーヴズは,「トラヴァース夫人は間違っていらっしゃいます。」という。

窓は開けておくのではなく,割ったほうがよいとのこと。
「包装紙(brown paper)に糖蜜(treacle)を塗って,その紙を窓ガラスに貼りつけ,拳で鋭い一撃を加えれば,ほとんど音を立てずに簡単に割ることができます。泥棒社会で流行している方法だと認められております。」

「包装紙はどこ? 糖蜜はどこ?」というバーティに,何なら自分がやりましょうか? とジーヴズが話していると,ノックの音がして,ダリア夫人がナイフが届けてきた。

予定時間の午前1時になり,バーティのもとにジーヴズがやってきた。
「糖蜜は?」 「はい。」
「包装紙は?」 「はい。」
「では,窓を割ってくれる?」 「もう,割ってございます。」

ということで,これ以上ぐずぐずできないとあきらめ,こわごわ,ダリア叔母をうらみながらダイニングルームに行ったバーティだが,思ったより簡単に絵を切り取ることができ,ナイフの件では叔母に感心までして,部屋に帰ってきた。

その2に続きます。

「比類なきジーヴス」の日記は→こちらから,
「よしきた、ジーヴス」の日記は,→こちらから,
「それゆけ、ジーヴス」の日記は,→こちらから,
「ジーヴズの事件簿」の日記は→こちらから,
ジーヴズは執事? 従僕?の日記は,→こちらからどうぞ。

登場人物と関連ホームページをフリーページのウッドハウスメモ(ジーヴズシリーズ)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
ウッドハウスの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (ウッドハウス)からごらんください。



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Last updated  2006/02/26 01:14:23 AM


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