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2006/03/24
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ジーヴズ(→P・G・ウッドハウス選集(1)「ジーヴズの事件簿」参照)がいなくても,ウッドハウスはおもしろい!! ということで,

「エムズワース卿の受難録」

を楽しく読んだ。
ひょっとして,ジーヴズものよりこちらのほうが好みかもしれない。

ちょっと抽象的になるが,「会話のズレ」がなんともいえずおもしろいのだと思う。

「序文」を書いているのは英国ウッドハウス協会(HPはこちらだと思います)前会長のN・T・P・マーフィだが,彼によるとシリーズの主舞台であるブランディングズ城はグロースターシャーのシュードリー城であるという(ブランディングズ城はシュロップシャー)。

ということで,Sudeley Castle, Gloucestershire, Englandをご覧ください。「解題」にある「53の客室」も納得!!

以下の記述で本にない要素がある場合,Wikipedia英語版(P. G. Wodehouse - Wikipediaなど)を参考にしています。

例によって,何回かに分けてのんびりと書かせていただきます。
また,ネタバレ含み,あるいはネタにないことバラシになりますが,本の前に読んでもだいじょうぶだと思います(笑)

南瓜(かぼちゃ)が人質(The Custody of the Pumpkin,1924)
エムズワース伯爵(クレランス・スリープウッド,Threepwoodなので,「眠りの森」ではない)の次男フレディ(フレデリック)がスコットランド人の庭師頭アンガス・マカリスターのいとこ(Wik)であるアギー(ナイアガラ)・ドナルドソンと結婚したいといいだし,伯爵はカンカン。

南瓜と豚と庭と静かな生活を何よりも大切に思う伯爵は,最初「身分違い」の結婚に激怒していたものの,アギーの父親がドッグ・ビスケット会社の経営者で,フレディをアメリカに連れて行くつもりだと知り,喜んで結婚を許す。2人はとっとと結婚し事後承諾ではあるけれど……。

伯爵が喜んだ理由の1つに,これ以上フレディに金銭的援助をしなくてよいことがあるが,もっとも大きな理由は,フレディがイギリスからいなくなることだ。
静かな生活を好む伯爵にとって,トラブルメーカーのフレディは「目の前にいてほしくない」存在なのである。
イートン→オックスフォードを放校になり,軍隊でも失敗し,ロンドンで作った賭けの借金500ポンドを伯爵に肩代わりしてもらったこと(Wik)が,「ロンドンへ来ることはならんと言ったはずだ」という言葉につながるのだから,当然か(笑)

ちなみに,フレディの「いとこのいとこ」がウースターという姓であり,バーティ(ジーヴズの主人)の遠縁かもしれないらしい(Wik)。

執事のセバスチャン・ビーチ(名はWik)も登場する。「解題」によると50人以上の使用人の頭だそうだが,本の中にはそちらの側面のビーチは出てこない。
望遠鏡の蓋を外したり,伯爵の頭に帽子を載せたりとbutlerよりvalet的な要素が強調されている。
伯爵に対して実に忠実であり,その点がジーヴズと異なる。もっとも,「序文」によると最初の長編では「尊大な権力者」だったらしいが。

ジーヴズ的要素は,ビーチではなく,庭師のマカリスターのほうにありそうだ。「伯爵とガールフレンド」(後述)を除き,「庭」に関しては伯爵の意向よりも,マカリスターのやり方が多く反映しているようだ。
このマカリスターのおかげで,南瓜がシュローズベリー農業祭で一位を獲得し,歴代の栄誉の一覧表の「虫食い」をうめることができたのだからまあよいか(笑)

しかし,この伯爵,読んでいてとても「カワイ」く感じる。「綿菓子のような頭脳の持ち主」ということもあってか,バーティより「どうしようもない」部分が多いような気もするのだが,執事やら女中頭やら秘書やら……が,いろいろやってくれるんだろうなあ。


伯爵と父親の責務(Lord Emsworth Acts for the Best,1926)
ジーヴズがそうであるように,執事のビーチも「殿」の顎ひげに抵抗を示す。
しかし,ジーヴズが「悪知恵(とあえていってしまおう!)」で主人の行動をとめるのに対し,ビーチは辞表の提出を決意し,女中頭のミセス・トウェムロウに打ちあける。
幸い辞めなくてすんだが,提出の理由が「仕えているままでは諌めることができない」からというのが「けなげ」だった。

8か月前に結婚してアメリカに行ったフレディだが,アギーとの行き違いがあり,彼女を追ってロンドンにくる。
仲直りの口利きを頼まれた伯爵は,断りはしたものの結局アギーの所に行くのだが,泥棒と間違えられたり,朦朧としていたりと,役に立ったのか,立たなかったのか?

伯爵は,フレディーがイギリスにいることに耐えられないらしい(小さい頃あこがれていた「一家伝来の呪い」の生みの親を意識させられる,笑)。
また,「似ている」といわれることも心外。それゆえに顎ひげを落とし,その結果ビーチも辞めずにすんだ(笑)


豚,よォほほほほーいー(Pig-hoo-o-o-o-ey!,1927)
伯爵のすぐ下(「解題」によるが,Wikを見ると間にAnnという妹がいるかもしれない)の妹だが,夫の死後,ブランディングズ城で「女城主」としてふるまっているレイディ・コンスタンス・キーブルが登場。

彼女から,姪のアンジェラ(母のジェイン<伯爵の妹>は死亡)とアメリカ帰りの牧師の息子ジェイムズ・バーソロミュー・ベルフォードとの仲を裂くようにいわれるが,伯爵の関心は「ブランディングズの女帝(黒バークシャー種の雌豚)」だけにある。

爵位をもつが豚を馬鹿にする元婚約者のヒーチャムと,豚係(ジョージ・シリル・ウェルビラヴド)が禁固刑で不在の間に豚に餌を食べさせることに成功したジェイムズでは,後者に軍配が上がった(→書かれていないが,アンジェラは母親の遺産を使えるようにしてもらったのだろう)。

ちなみに,「豚寄せ」をやらせられそうになったビーチが,ここでも辞表の提出を考えていたが,アンジェラの登場でとりやめた。
彼もけっこう「熱い」のかもしれない(笑)

その2その3その4に続きます。

P・G・ウッドハウス選集(1)「ジーヴズの事件簿」の日記は,→こちらからどうぞ。

国書刊行会版についての日記はそれぞれ,「比類なきジーヴス」「よしきた、ジーヴス」「それゆけ、ジーヴス」からどうぞ。

ジーヴズは執事? 従僕?の日記は,→こちらから,
「ジーヴズオムレツを作る」の日記は,→こちらからご覧下さい。

ウッドハウスの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (ウッドハウス)からごらんください。

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Last updated  2006/03/24 12:28:26 AM


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