2006/04/29(土)00:11
写楽・考(北森鴻)
蓮丈那フィールドファイルの3作目北森鴻の「写楽・考」(2005)を読んだ。
前回「新しい展開」として,狐目の教務部主任の過去が少し明らかになったことや,彼が内藤三國を慰めてくれたことなどを書いたが,今回は彼が主役の座を奪ってしまったかのような感すらある。
1話目「憑代忌」では普通の登場だが,2話目「湖底祀」では三國と佐江由美子のフィールドワーク先に顔を出し,3話目「棄神祭」では,内藤を学生時代から通っている居酒屋に案内し,4話目「写楽・考」では……(これは読んでのお楽しみです)。
さらに,これまで狐目の教務部主任でしかなかった彼の名前が高杉康文であることも明らかになった。
さらにさらに,この話には冬狐堂の宇佐見陶子まで登場し,サービス満点。
それぞれの話で起きた事件そのものもおもしろく,じゅうぶんに楽しめる内容だった。
1作目「凶笑面」の日記は→こちら から,
2作目「触身仏」の日記は→こちらからどうぞ。
登場人物,各話の簡単なテーマをフリーページの北森鴻メモ(蓮丈那智シリーズ)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
北森鴻の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (北森鴻)からごらんください。
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