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2006/08/12
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カテゴリ:京極夏彦

京極夏彦の「姑獲鳥の夏」(1994)

を読んだ。

今回は再読になるのだが,完全忘却していたというか,今回新たに知ったというか,驚いたことも多かった。

京極堂は元高校講師(生徒が可哀相かも,笑),関口は元理系の研究者,榎木津のビルは父親からもらったものでなく,自分で建てたものだったんだ!!
また,今回の事件が起こる2年前に関口が結婚していたり,中禅寺が古書店京極堂を開いたりもしている(ここらへんについては,フリーページ京極夏彦メモにもまとめましたので,ごらんください,略年表もつくりました)。

榎木津の薔薇十字探偵社にいたっては,開業半年目で,今回が4件目の依頼人か!!
やはり,京極堂シリーズは薔薇十字探偵社とともに始まる!! って,これはいいすぎですね(笑)

昭和27年夏(7月),京極堂(中禅寺秋彦)のもとを訪れた鬱病の作家関口巽が,「20箇月の間子供を身籠っていることができると思うか」と問いかけたことから,「事件」が始まる。

京極堂と関口の話は,記憶とは何か,幽霊とは何か,仮想現実と現実の違いは……のように広がっていくのだが,身籠っている婦人の亭主が1年半前に失踪した老舗産婦人科の婿養子であると関口がいったことから,京極はその失踪した亭主が自分たちの旧制高校時代の1級先輩の久遠寺(藤野)牧朗であると指摘する。

事件の中心が知り合いということで,関口はやはり旧制高校の1級先輩であった榎木津の探偵事務所に相談に行き,偶然にも調査の依頼にきていた久遠寺涼子(くだんの婦人の姉)の話を「探偵助手」として聞くことになる。

なんともまあ,巧みな導入!!
京極堂の話が,長い,わかりにくい,眠い……関口が暗い,見ていてじれったい,なんてところもちょっとあるのだが,能天気な榎木津の登場などもあって,導入の部分だけで事件に,本そのものに,というよりシリーズ全体に引き込まれてしまう。

事件そのものは,ありえない妊娠期間,「密室」状態での失踪に加えて,赤ん坊の連続失踪,憑き物筋という噂の家系,蛙の顔をした赤ん坊などの謎が加わり,やはり彼らの旧知である警視庁の刑事木場修太郎を巻き込んで,展開,終結していくことになる。

以上,「謎」について簡単にまとめはしたのだが,読んでいくうちに,あるいは読み終わって,個々の謎なんてどうでもいい(もちろん,きっちりと解決されている)という気にさせられてしまうのが,この作品でもある。

それくらい,登場人物一人一人の個性が強く,全体を流れる雰囲気が独特で魅力があるということでもある。

この事件は,久遠寺医院に焦点を当てると,崩壊していた家が崩落する話であるといえる。
本の厚さ(といっても,この後さらに厚くなるのだが,笑)と裏腹に,この崩落は事件が表に出て(京極,関口,榎木津が絡んで,あるいは関口が語り始めて)1週間にも満たずに完結する。

また,この事件の焦点を「観察者」からいつの間にか「当事者」になってしまった関口に当てることもできる。
その場合,事件の始まりは12年前であり,久遠寺家の崩落をもって終わるものでもない。久遠寺涼子が「姑獲鳥(こかくちょう)からうぶめ」になったことで区切りをつけつつ,これから先も抱え込んでいくものなのであろう。

この事件の年代に関して,簡単にまとめたものを次に残しておく(要するに自分用のメモです,笑)。

14年夏 牧朗が久遠寺家の娘を見初める。
15年9月16日 関口が牧朗の使いをする。
15年9月18日 牧朗が使いの老人から返事をもらう。
15年12月31日 牧朗が「ぼんやりと畏れていたこと」が現実となる。
16年2月 牧朗が求婚するも断られる。
16年4月 牧朗渡独。

25年6月5日 牧朗久遠寺家に入籍。
7月,9月,11月 赤子失踪事件が起こる。
26年1月9日 牧朗失踪。
3月 時蔵夫婦,板橋に移る。

また,鳥山石燕の本については→こちらの日記を,「カストリ雑誌」「粘菌」については,それぞれのリンク先を参照してください。

時代・場所,登場人物,妖怪などをフリーページの京極夏彦メモ(姑獲鳥の夏)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
京極夏彦の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (京極夏彦)からごらんください。



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Last updated  2006/08/12 12:44:50 AM
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