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2006/08/23
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カテゴリ:京極夏彦
京極堂シリーズ本編第2作である,

京極夏彦の「魍魎の匣」(1995)

を読んだ(再読&ネタバレ不可避)。

今回「そうだったか!」と再確認できたのが,木場修の警視庁(本庁)への異動時期。
豊島(池袋)の所轄から警視庁に移ったのが,この事件の発端より半年前ということなので,榎木津の薔薇十字探偵社開設とほぼ同時期だった(昭和27年1,2月)。
また,青木刑事は木場と2年間コンビを組んでいるということなので,一緒に警視庁に移ったようだ。
京極堂が戦時中陸軍の研究所に所属していたことも分かった。
となると,関口も京極堂も青年将校だったわけだが,「青年将校」という言葉が似合うのはやはり榎木津たな!!

雑司ヶ谷の産院の事件(→「姑獲鳥の夏」の日記)からほぼ1か月後の,昭和52年8月15日(金)。
間借り先の最寄駅である中央線武蔵小金井駅での女子高生転落直後の現場にたまたま木場修が居合わせたことから,事件が始まる。

転落した娘柚木加菜子(というかその母陽子)を追う形で木場が神奈川県警の管轄である横浜の美馬坂近代醫學研究所に貼りつくという「単独行動」をしている間に,大垂水峠で右腕,相模湖で鉄の箱に入った両脚が見つかり(08/30),9月にはいるとさらにいくつかの腕や足が発見される「バラバラ事件」が起こる。

また,本編では今回から登場のカストリ誌編集者鳥口(前回の産院事件で関口をたきつけたのは彼だった)は,バラバラ事件とお祓い憑物落としの「穢封じ御筐様」(三鷹に本拠)との関係を疑い,これらすべてが京極堂のもとに持ち込まれることになる。

関口は,「柚木加菜子誘拐事件,武蔵野連続バラバラ殺人事件,穢封じの御筥様がひとつの事件のある側面」であると考えるのだが,京極堂は,「柚木加菜子殺害未遂事件,柚木加菜子誘拐未遂事件,須崎太郎(美馬坂近代醫學研究所研究員)殺害及び柚木加菜子誘拐事件,連続バラバラ死体遺棄事件」が,4つの別々な事件であることを見抜き,決着をつけていくことになる。

と,以上が事件に焦点をあてた簡単なまとめだが,今回の話は,木場の「はかない恋の物語」ということもできるかな?
無骨な「木場の旦那」らしい不器用な恋が,隠れでなく堂々とした(笑)木場ファンである自分にとって印象に残った。

関口はあいかわらず「巻き込まれ」で事件にかかわり,最後には久保竣公の匣の魍魎を覗いて「向こう側」に行きかけるところを京極堂に止められるのだが,なにしろアブナイ(笑)
それでも,前回の事件をネタに「眩暈」という短編を書いたり,それをタイトルにした単行本ができたりと,しっかり仕事もできているようだ(微笑)

鳥口も好きなキャラなのだが,特技が「寝だめ」と「道を間違えること」なのには笑えた。
相模湖から中野へ行くつもりで横浜まで行くなよ!! という感じ(最初を間違えるとそうなるのはわかるが)なのだが,そこで巨大な箱のような建物をみつけ木場に会うという筋書き上しかたないか(笑)

久保竣公もすごいキャラだったな。関口の文体を見抜くところと,逆に京極堂から彼の小説が「日記」であることを見抜かれるところの落差もよかった。
彼の小説の中の匣の娘による「ほう」が耳から離れないが,彼自身も最後に「ほう」ということになる。

美馬坂幸四郎の「発想の逆転」を含め,確かにこの作品は「ハコ」だらけであったし,強引に「あいまい」という言葉で置き換えるとしたら,魍魎がうろつきまわってもいた。

木場の恋についてはちょっと書いたが,今回の話はあまり目立たない雨宮典匡の恋の話でもあった。
京極堂の,「幸せになることは簡単なことんだ」……「人を辞めてしまえばいいのさ」という関口に対する言葉への,「それでも……男が羨ましくなってしまった」という反応に,強い共感を覚えた自分がちょっと怖い(笑)

PS
むちゃくちゃな運転をする榎木津はあいかわらずだが,その彼から「探偵料」をせしめてダットサンスポーツもどきをトヨペットのセダン型に改造するという鳥口の雑誌社の社長赤井さんも傑物だ!!

「百鬼夜行-陰」と「魍魎の匣」について記事にしました。→こちらからごらんください。

時代・場所,登場人物,妖怪などをフリーページの京極夏彦メモ(魍魎の匣)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
京極夏彦の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (京極夏彦)からごらんください。



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Last updated  2007/04/27 08:18:51 PM
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