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カテゴリ:TV・映画・コミックスなど
「踊るレジェンド・スペシャル・プロジェクト」第3弾である,
「容疑者 室井慎次」(2006,君塚良一監督・脚本)を見た。「交渉人 真下正義」の事件の数か月後(2005年2月)の話。 拘置中に面会にきた湾岸署の「スリーアミーゴス」が真下と雪乃の結婚式の招待状を見せ,真下ともリンク。ユースケ・サンタマリアはこの作品に出演したいと頼んだが,この結果だったと嘆いていた(笑) 和久平八郎(物語の中では生きている)や青島からの伝言もここに交ぜてあった。 「現場の刑事(青島)」との約束である「(上に行って)現場の刑事が正しいことをできるようにする」ことを貫こうとして苦闘するキャリア組警視正・室井の話といっていいのだろう。 「警察官僚上層部」対「現場」,「法律」対「現場」が克明に描き出されていた。 ドラマのストーリー構成は,発端となる事件の不可解な面をラスト直前まで残しながらも,ある意味では簡単明快でもあり,おもしろい。 ただ,警察関係者の人間関係がつかめず,改めてビデオをすべて見てしまった(めったにないことだ,笑)。 以下,ベタベタのネタバレであり,自分なりにまとめているので、ドラマの流れとは違っている部分も多々ある。 事件の発端 新宿3丁目で貿易商黒木が殺された事件で,疑いをかけられた新宿北署の神村巡査が事情聴取の途中で逃げ出し,車にはねられて死亡。 神村を大勢で追う場面,それ以上に,事故にあう場面は全くリアリティがないが,「マンガチック」にしているということで「まあ,ありかな!」という感じ。 被疑者死亡のまま書類送検,上層部は警察官の犯罪として謝罪して捜査終了。 このまま終わりにすれば,室井は「容疑者」にはならなかったのだよね(笑) 「これ以上身内の恥をさらしたくない」という工藤を始めとした新宿北署の刑事たち,「不祥事の傷をこれ以上大きくしたくない」と思う警察官僚上層部。 下と上からの捜査中止の圧力の中で,室井は被害者黒木の部屋と神村巡査の手帳両方に共通する「しおり」に目をつけて新宿北署の刑事たちに捜査の続行を命じる。 ここらへんまでは,ただガンコなヒーローで,それはそれでいいのだけれど…… 室井の逮捕 そこに,東京地検の窪園検事が現れて「特別公務員暴行陵虐罪」の共謀共同正犯の容疑者として手錠をかける。 要するに「事情聴取」にいきすぎがあったとか「別件」とか現場の責任を「捜査本部長」が問われたわけで,検事は「法律上の手続き」を問いつめる。 これが「法律VS現場」であり(窪園はその後,室井の釈放に関して「超法律」に憤怒することになるのだが……),灰島事務所のメンバーはその後も「法律」を盾にとって執拗に捜査の邪魔をしようとする。 新城と沖田が動き,「レインボーブリッジを封鎖せよ!」の「潜水艦事件」で青島刑事を弁護した津田に室井の弁護を依頼するのだが,事件後の圧力でぼろぼろになった津田は,弁護士を始めてまだ半年という小原に任せてしまう。 しかもその小原は,ストーカー被害にあって警察に取り合ってもらえなかった,というより悪し様になじられて「警察嫌い」! でも小原も一生懸命。よいねえ(笑) 神村巡査の母親が灰島事務所(篠田真一は存在感があったなぁ!)に「告訴させられた」ことをつきとめる。 「警察官僚上層部」対「現場」 次期警視庁総監の座を狙って,「警察庁次長」と「警視庁副総監」の暗闘が始まっている。 「神村巡査の不祥事」を喜んだのは警察庁側。それが警視庁副総監安住の失点につながったからだ。 「室井逮捕」を喜んだのは警視庁側。 キャリア組の警察官は「国家公務員」であり,室井のように「警視庁刑事部捜査第一課管理官」であっても,所属はあくまでも「警察庁」で,地方自治体の「警視庁」に出向している形をとっている。したがって,「警察庁の室井」が逮捕されたことが警察庁次長の池神の失点につながるからである。 新城が検事総長に手を回して室井は釈放されることに。 って,新城の父親は検察官か何かか? 「コネ」で釈放を勝ち取るという点では悪い意味で,すごい!! 灰島に告訴取下げを頼む警察庁側に対し,警視庁安住周辺は灰島に情報を与え,室井を追い詰めることで,警察庁の池神次長の追い落としをはかる(室井の大学時代の話の出所が警視庁かどうかは不明)。 捜査続行 釈放後(「在宅」に変わっただけで,あくまでも「容疑者」のまま)は停職処分ということで警察手帳を新城に渡した室井だが,「私にはそれしかない」と捜査を続けようとする。 新宿北署では捜査本部が封鎖されていて入れず,新宿3丁目の事件現場に立ち寄ったところを暴漢に襲われる(このシーンは,北署の刑事たちが室井に心を開くという意味では重要なのかもしれないが,「襲われる」ことそのものに必然性が感じられなかった)。 駆けつけた新宿北署の刑事たちは室井の捜査続行の意志を知り,彼ら行きつけの店を「捜査本部」として捜査再開。 しかし,最初に神村を追いかけたときも,その後の場面でも「刑事多すぎ!!」というか,固まって動きすぎ!! しかも,バンバン資料を置くだけで,まとめる人間はいないし……(笑) 工藤と室井は桜井杏子を追い,話を聞こうとするが,その前に灰島事務所のメンバーが現れ「法律」で「ブロック」されてしまう。 自分たちが誘った所に「監禁」されたという理論だが,どう見ても理不尽な場面ではあっても,要所要所でデジカメをパチパチやっている側と,言葉だけで「違う」という側の優劣は明らか。 字数制限をオーバーするので,その2に続きます。 「踊るレジェンド・スペシャル・プロジェクト」の日記は次からお読みください。 「交渉人 真下正義」 「逃亡者 木島丈一郎」 「 弁護士 灰島秀樹」 番組関連ホームページ:容疑者 室井慎次(Wik) キャスト 警視庁 安住利夫(副総監 警視監):大和田伸也 金子総務部長(警視長):寺泉憲 菅野警備部長(警視長):矢島健一 島津生活安全部長(警視長):浜田晃 警視庁刑事部 多田野刑事部長(警視長):河西健司 室井慎次(捜査第一課管理官 警視正):柳葉敏郎 沖田仁美(捜査第一課管理官 警視正):真矢みき) 一倉正和(捜査第一課長 警視正):小木茂光 警視庁新宿北警察署 工藤敬一(刑事課強行犯係 巡査部長):哀川翔 神村誠一郎(地域課 巡査):山崎樹範 警視庁湾岸警察署 神田署長(警視正):北村総一朗 秋山副署長(警視):斉藤暁 袴田刑事課長(警部):小野武彦 警察庁 池神次長(警視監):津嘉山正種 榊原長官官房審議官審議官(刑事局担当 警視監):中原丈雄 新城賢太郎(長官官房審議補佐官(刑事局担当) 警視正):筧利夫 大村局長(警備局長 警視監):並樹史朗 今野刑事局長(警視監):大河内浩 坂村刑事局刑事企画課長(警視長):升毅 横山邦一(警備局公安課長 警視長):大杉漣 深江功太郎(元警察庁長官):高橋昌也 検察庁 検事総長:品川徹 窪園行雄(東京地方検察庁検察官):佐野史郎 津田法律事務所 津田誠吾:柄本明 小原久美子:田中麗奈 灰島法律事務所 灰島秀樹:八嶋智人 篠田真一:吹越満 河野脇子:松永玲子 渡部広太:佐藤恒治 根本強兵:野間口徹 流川茂:村上航 桜井杏子:木内晶子 黒木孝夫:田中圭 石本一馬:伊達暁 DVD & BOOK お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/07 12:25:47 AM
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