まあぼの交差点

セーラー服と機関銃－第５話　愛し組員よ永遠に－

を見たけれど「なんかなぁ～」という感じ。

先週の後半からの「不自然さ」が今週はますます目立って，ちょっと嫌になりかけている。

「女子高校生が機関銃を撃ちまくる」という荒唐無稽な終わり方になるのは，初回の映像から，作る側にも見ている側にも「お約束」といってよい。

これは当然「不自然」だ。素人が重火器の反動をものともせずに「きれいに」機関銃を撃つというのも本来は不自然ではある（笑）

しかし，話の流れによっては，不自然であっても「ああ」と納得させることはできるわけで，そんな展開を期待していたが，残念！！

「セーラー服と機関銃」は，映画にはなっても，テレビドラマには合わないのかもしれない。
どこかのブログで，薬師丸主演の映画の後，「原田知世主演でドラマになったが視聴率はよくなかった」と書いてあったことを思い出した。

映画なら，「不自然」のままの勢いで最後の大きな「不自然」にもっていく流れはありだと思う。
しかし，ドラマの場合，１話ごとに１週間のインタバルがあるのだよね。途中の「不自然さ」を消化，つまり感じ取っていろいろ考えてしまうにはじゅうぶんな長さだ。

最後に「大きな不自然さ」を用意しているなら，それ以前はできる限り，「不自然」を避けたほうがよかったのではないか！

閑話休題（というより，上が本文という気もするが，笑）

武の葬儀後，浜口からの電話があり，「（ヘロイン）を早く渡さないと，また，犠牲者が増えます」。

その直後，青森方言の稲葉とともに目高組事務所に現れた黒木は土下座までして，警察に協力してヘロインを探してくれと頼む。

ということで，浜口組と黒木両方から圧力がかかった目高組はヘロイン探しをすることになるのだが，

・泉は学校に「休学届」。元仲よし３人組には「ごめん，もう戻れないの」。
・金造と健次が浜口組から襲われ，健次は「人質」に。
・佐久間から「フトッチョ」という言葉を聞いた真由美はコインロッカーを開けて，ヘロインは目高組に届く。
・途中「ハーモニカ」の思い出。
・健次の誘拐事件「捜査本部」をきっかけにした稲葉の黒木への疑惑。

浜口からの電話で，健次が右足を切られそうになり，金造は，独断で，ヘロインを浜口が指定した海岸の倉庫に持っていくことに。
倉庫で，健次を先に放さなければ渡さないという金造を浜口組の組員がボコボコしているとき，「何をしてるんですか」と黒木が現れて正体を現し，なぜか潜んでいた稲葉は黒木に撃たれ，金造はむちゃくちゃ弾を喰らいながらも「長生きしろよ」と健次を逃がす。

「逃げられましたね」という黒木に「大丈夫です，ご安心ください」と答える浜口だが，健次は足を引きずりながら目高組事務所に戻る。

そこに登場した真由美は，「フトッチョ」は三大寺だといい，自分が三大寺の娘であることを明かす。
同時期，黒木は三大寺にヘロインの回収を報告。

ということで残り２週！！　なのだが，

イライラの一部
☆コインロッカーの鍵
「鍵」が気になって，それがどこの鍵か知っているなら，普通は最初に開けてみるだろう！！
また，コインロッカーは，原作が書かれた当時以降いろいろな事件が起こり，現在では３日を超えたものは「一次預り所」に移管されるのが普通。
なぜ，例えば「銀行の貸し金庫」という設定にしなかったのか？

☆倉庫で，
多勢に無勢の金造からとっととヘロインを奪えない浜口組って？？

正体を現し，稲葉まで殺した（１発）黒木が，金造に何発も撃ち込む理由は？
金造が長々と健次にしゃべっている間に横に回りこんで健次を撃てばいいのに！！
↑「金造が健次を逃がそうとしている途中で稲葉が現れ，黒木がいろいろ取り繕っている隙に健次が逃げる」という設定なら少しは自然だった。

普通の状態で，金造と健次を襲い健次を拉致できる浜口組が，手負いで足を引きずって目高組に帰ろうとする健次を捕まえられないのはなぜ？？

倉庫から浅草まではかなり距離があると思えるのだが，ずっと歩きかよ！！
健次こと中尾クンは，金八，WB，D桜などを通して大好きなのだけれど，「長々と見ているキャラ」ではないような気もするし……（そのうちなってほしいとは思うが……，笑）……


前回，第４話　「愛した組員の死」の記事は，→こちらからどうぞ。

テレビのドラマについての日記は，フリーページ　テレビ番組　（ドラマ）からごらんください。


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