2007/01/14(日)00:30
手袋の中の手(レックス・スタウト)
レックス・スタウトの「手袋の中の手」(The Hand in the Glove,1937)を読んだ。
この作品にはネロ・ウルフは登場せず,女性探偵の元祖ともいえる(のかな? 正確な比較はしていません)ドル(シオドリンダ)・ボナーが登場する。
ドルの共同経営者シルヴィア・ラフレーは,後見人のP・L・ストーズから,共同経営をやめるように勧告され,ドルの探偵事務所はピンチに陥る。
そんなとき,ドルの事務所にやってきたP・L・ストーズの目的は意外にも彼女に自分の妻から金を引き出している宗教家ジョージ・レオ・ランスの正体を暴いてほしいというものだった。
ストーズ邸を訪れたドルは,そこでP・L・ストーズの死体を発見することになり……
ウルフのシリーズの常連であるニューヨーク市警のクレイマー警部が登場し,ドルーは彼を相手に事件を解決していくことになる。
ちょっとごちゃごちゃした感じもあったが,ロマンスあり,犯人の意外性あり,証拠隠しの策謀ありで,なかなか読み応えがあり楽しかった。
レックス・スタウトの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (レックス・スタウト)からごらんください。
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