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テーマ:ミステリはお好き?(1430)
カテゴリ:京極夏彦
今回は、「鉄鼠の檻」(→日記はこちらから)のサイドストーリーとしての「百鬼夜行-陰」について(記事の性格上,ネタバレが中心です)。
→「百鬼夜行-陰」と「姑獲鳥の夏」 →「百鬼夜行-陰」と「魍魎の匣」 →「百鬼夜行-陰」と「狂骨の夢」 →「百鬼夜行-陰」と「絡新婦の理」 →「百鬼夜行-陰」と「塗仏の宴」 目目連 「百鬼解読」と関連した「目目連」は→こちらから。 平野祐吉の関係で「百鬼夜行-陰」と「絡新婦の理」(→日記はこちらから)に,書いたが,祐吉が妻の墓参のため小田原の菩提寺に行って出会ったのが箱根明慧寺の小坂了念である。 殺されて登場した重要な人物の「生の声」をここで初めて聞くことができる。 降旗弘については「百鬼夜行-陰」と「狂骨の夢」(→日記はこちらから)に書いた。 煙々羅 「百鬼解読」と関連した「煙々羅」は→こちらから。 燃え上がった明慧寺にいた消防団員棚橋祐介の話。 彼の話相手が,「鉄鼠の檻」の中で手記を書いていた堀越牧蔵であり,彼は松宮家の火事での消火活動の遅さを悔やんでいる。。 棚橋も松宮家の火事の場にいて,そこでの出来事が消防団に入るきっかけになった。 その5年前祐介が10歳の頃,兄と縁組があった和田ハツが焼け死んだ。そして,明慧寺の火事の場で彼女そっくりのお坊様を見ることになる。 これは,明慧寺の知客であり監院である和田慈行に違いないと思うが,彼の母について「鉄鼠の檻」でどのように書かれていたのか記憶になくて残念!! 襟立衣 「百鬼解読」と関連した「襟立衣」は→こちらから。 父の死と祖父の立派な衣を前にして円覚丹が悟りを開く話である。 真言宗金剛三密会という新興教団の教主であった元山伏である祖父が明治29年に死に,父が教主の座を継ぐが,教団は荒れ,一番弟子の牧村拓道も教団を去り,円覚丹自身15歳のときに父のもとを離れる。 大正11年に真言僧として修業を続ける円覚丹のもとに,父の消息を知らせてきたのが牧村拓道で,彼自身秩父の真言宗系寺院の住職になっていて,五年前から覚丹の父の世話をしていたという。 このとき,円覚丹は37歳。この後しばらくして彼は貫主として箱根の明慧寺に行くことになる。 「鉄鼠の檻」で常信の行者である牧村托雄は,牧村拓道の養子の息子であろうと思われる。 時代・場所,登場人物,妖怪などをフリーページの京極夏彦メモ(百鬼夜行-陰)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 京極夏彦の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (京極夏彦)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 京極夏彦の世界 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 著者ホームページ:大極宮 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/03/04 01:06:16 AM
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