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テーマ:ミステリはお好き?(1425)
カテゴリ:読んだ本(ミステリ・海外)
アガサ・クリスティーの「死が最後にやってくる」(Death Comes as the End,1945,加島祥造訳)を読んだ。紀元前2000年頃のエジプトが舞台。ということで,当然ながらポワロもミス・マープルも出てこない(笑) 墓所の管理を任され大地主でもある一家の物語だが,「古い時代」のイメージを裏切り,素朴とかのんびりとかとはかけ離れた,家族内での連続殺人の物語である。 結婚をして家を離れていた娘レニセンブが家族のもとに戻り,時を経ず,家長である父親が北の所有地から美しい愛称ノフレトを連れて帰ってくる。 案の定ノフレトを中心としたごたごたが起こるが,父親の留守にそれはさらに激しさを増し,ついにノフレトの死を迎えることに。 それが引き金となって,長男の嫁が死に、長男と次男が毒を盛られて次男が死に……と次々と死が一家を襲い,人々はノフレトの呪いだと怖れあがることに…… 舞台は4000年前のエジプトであるが,きっかけも動機も普遍的で,いつでも,どこでも起こりそうな事件で,その意味で逆に怖いものがあった。 ロマンスでストーリーに潤いを持たせているのはクリスティらしいが,それが少しも「つけたし」になっていないのはさすが。 ミス・マープルの「ひとを悪くした先祖」ともいえる家長の母エサがなかなか魅力的なキャラクターだった。 アガサ・クリスティーの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (アガサ・クリスティー)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → ミステリ・サスペンス・推理小説全般 (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく!! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/03/07 12:34:54 AM
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