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読んだ本(ミステリ・日本)

2007/11/09
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三津田信三の「首無の如き祟るもの」(2007)

を読んだ。

奥多摩の媛首村(ひめかみむら)に伝わる伝説とともに,首なしの死体がたくさん出てくる作品。

複雑な構成になっていて,最後には「ふ~ん,そうなの」と思わせるが,意外とカタルシスはなかった。

そっけなくってごめんなさい(笑)

事情があって読むのに時間がかかってしまい,そのために感動が薄れたきらいもあります……

もうちょっと読者に歩み寄ってくれたら楽しみな作家のような気もする。


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Last updated  2007/11/09 01:25:37 PM
2007/09/08

大山誠一郎の「仮面幻双曲」(2006)

を読んだ。

最後まで頑張って読んだのだが,結局最後まで違和感が残ったままで,少しも楽しくなかった。

「戦後」を舞台にしているのだが,戦後らしさがどこにも感じられなかったからかもしれない(たとえば,復員してきた人物が登場すれば「戦後」ってわけでもない)。

合わなかったのだろう。

今後,別の作品を読んで評価が変わるかもしれないが……


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Last updated  2007/09/08 08:17:35 PM
2007/09/01
鵜飼壮夫探偵事務所シリーズ第3作である,

東川篤哉の「完全犯罪に猫は何匹必要か?」(2003)

を読んだ。

シリーズ前作「密室に向かって撃て!」(日記は→こちらから)で,ボケ探偵コンビに加わった朱美さんだが,今回は葬儀の場での鵜飼への強烈な一撃,向かってきた犯人への右フックなどなどなどなど……「全開」の大活躍!
ところで,4時から始めて11時までかかる弁当って?? 気になったけれど,最後まで中身は明らかにならなかった(笑)


前作と同じ年の7月15日。鵜飼を名探偵だとすっかり思い込んでしまった十条寺十三の紹介で,行方不明になった三毛猫探しを依頼してきた豪徳寺豊蔵の死体が発見される。

翌日,遺族に仕事継続の確認をするために出かけた葬儀会場で,戸村流平は「なんでも屋」岩村敬一の死体を発見。

ということで,砂川警部・志木刑事コンビが殺人事件の捜査をするかたわらで,探偵コンビ(トリオ?)が三毛猫探しをし……

豪徳寺豊蔵の死体が見つかったのは,自宅の畑の隅にあるビニールハウスの中。
そこは,10年前に豪徳寺家かかりつけの医師矢島洋一郎が死体で発見された場所であり,若い砂川刑事がかかわったが事件は迷宮入りしてしまったという曰くつきの場所でもある。

10年前の事件では,鑑識の死亡推定時刻午後8時~11時を未亡人の証言(10時にビニールハウスに何もなかった)で10時~11時と絞ったため,犯人が見つからなかった。

今回の事件では,鑑識の死亡推定時刻午後11時~午前1時を犯行の現場にいた被害者の娘真紀の証言(招き猫を見た)と招き猫の移動時間から0時~1時に絞り……

どちらの事件でも,死亡推定時間から外れてはいるが,状況にそぐわない証言(10年前は「午前1時に死体がなかった」,今回は「午前2時半~3時まで招き猫が消えた」)が出てくるのが,「謎」に味を添えている。

今回もたっぷり考えさせてもらったが,「ピタリ正解」はなかなかむずかしいね(笑)

今回は,いろいろと考えすぎてしまった。

半円のパイプが出てくるよりかなり前に,招き猫2体を使った「母屋側と道路側出口の錯覚」トリックを思いつき,午前2時半~3時までの消失の理由づけもそれなりに(道路側の招き猫を正門に運び,母屋側の招き猫を道路側に回す時間)できたのだが……(笑)
ビニールハウスの中にビニールハウスを作ると出口が暗くなることから,パイプトリックは10年前に使われただけと思っていた。

犯人も,2時半から作業ができる人間だとそれだけで「真一」に絞れてしまうので,「時間に几帳面」という美樹夫の思い込みを利用した矢島医師のトリック,ミケ子は父の復讐のため豊蔵に見せつけるために,彼がどこかに隠していたと思っていた。


東川篤哉の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (東川篤哉)からごらんください。

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Last updated  2007/09/01 09:41:17 PM
2007/08/24
鵜飼壮夫探偵事務所シリーズ第2作である,

東川篤哉の「密室に向かって撃て!」(2002)

を読んだ。

「とある警察署」の「とある警官」,要するに砂川警部と志木刑事が街に8連発式のオートマチック,コルト・ガバメントの改造拳銃を流出させてしまう。

前作「密室の鍵貸します」(日記は→こちらから)で逃亡中の戸村流平を一時匿ってくれたホームレスの金蔵こと松金正蔵がその銃で撃たれ,死体が馬ノ背海岸で見つかる。

金蔵の墓標を立てるために馬ノ背海岸に行った鵜飼探偵と流平はそこでちょっと仲違いし,海岸に残った流平は十条寺食品会長の十条寺十三,孫娘のさくら(20),愛犬のサクラスルメオーと出会う。
時は,3月下旬,ひと月ほど前に起きた殺人事件の影響で戸村流平は大学を中退してフリーターになっていたが,十条寺十三に馬ノ背海岸に来た経緯を語るうち,いつの間にか「名探偵の弟子」に。

4月3日,孫娘の花婿候補の素行調査の依頼に来た十条寺十三の相手をし,鵜飼に依頼を引き受けさせたのは,直前に事務所を初めて訪れた自称「二番弟子」の二宮朱美(24)だった。

彼女は「密室の鍵貸します」で「密室」の舞台となったボロアパート白波荘の門の傍らでバイクを「壊していた」女性大家で,白波荘を取り壊した後,鵜飼の事務所のすぐ上の階(4階)に住むことになり,たまっている12か月分の家賃120万円+利子を請求に来た,「黎明ビル」のオーナーだった。

とまあ,ここまでは「密室殺人事件」とは関係ないのだが,シリーズの常連キャラクターがそろったうれしさでついつい書いてしまった(笑)

5月1日,涙ながらの調査を終えた鵜飼は流平を連れて鳥ノ岬の十条寺邸に報告に出かけ,そこで新たな発砲事件と殺人事件と犯人の消失が起こり……

もちろん,警察から駆けつけるのは砂川警部と志木刑事のコンビ。
志木刑事のスピード狂ぶりや,鵜飼探偵と張り合う砂川警部が面白かった。


「犯人」と「トリックの大枠」はすぐにわかったのだが,途中のヒントに惑わされて,順序その他で正解に至らず!!
最初のうちに考えていたほうが正解に近かったのには泣けた(笑)


東川篤哉の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (東川篤哉)からごらんください。

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Last updated  2007/08/24 08:18:54 PM
2007/08/22
建築探偵シリーズ,

篠田真由美の「一角獣の繭」(2007)

を読んだ。

時間的に前作「聖女の塔」(日記は→こちらから)の直後(2002年5月)から始まる。

松浦窮の魔手を逃れるため,退院後の日々を長野県鏡平の高級山岳リゾートで過ごすことになった蒼(薬師寺香澄)を待っていたのは七座晶那とのユニコーンを介した印象的な出会い。

門野老人が経営陣の1人でもある鏡平のリゾートはセキュリティも万全,蒼の従妹として輪王寺綾乃が,その婚約者で蒼の家庭教師として栗山深春も同行する。

桜井京介は青山にある門野のオフィスを拠点に松浦窮と対決するために独自の調査を進めるが,深春もリゾートのビジター陶孔雀から聞いた「優しい死神」の情報などをテレビ電話で京介に伝える。

2000年12月,福島県東高原で起こった放火殺人事件が影を落としつつも時は進み,10月末に「安全の地」だったはずの鏡平で新たな事件が起こり,そこから,ストーリーが急展開していくが……

「いつかは」という予感はあったものの,最後はとても衝撃的な展開だった。


時代,場所,登場人物などをフリーページの篠田真由美メモ(一角獣の繭)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。
篠田真由美の他作品はについての日記は,フリーページ 読了本(日本) (篠田真由美)からごらんください。


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Last updated  2007/08/22 07:53:47 PM
2007/08/03
鵜飼壮夫探偵事務所シリーズ第1作である,

東川篤哉の「密室の鍵貸します」(2002)

を読んだ。

4作目の「交換殺人には向かない夜」から読み始め,その日記(→こちらから)には「真面目に考えると損をするから,流れに乗って楽しもう」などとうっかり書いてしまったのだが,今回はストーリーが面白かっただけでなく,密室の謎,アリバイトリックなどもけっこう真剣に考えてしまい,「正解」にはいたらなかったものの,とても楽しめた。

舞台は烏賊川市(町から市になったときに,あやしげな名前になったという設定)だが,ロケーションとして「千葉の東,神奈川の西」となっているので,首都圏内ではあるが,深くは追求しないように! ということだろう(笑)

時は,烏賊川市立大映画学科の戸村流平が3年生の,2月28日から3日間を中心とする。

死体とともに「密室」の中に置かれ,その場から逃げ出してしまった流平の頼った人物が,彼の姉の元夫であり,駅の裏口近くの雑居ビルに事務所を構える「名探偵」鵜飼壮夫(34)。
流平と鵜飼を追う警察官が運河のクラゲで天気予報ができる砂川警部と部下の志木刑事。
以上のほかに「時間」に関して重要な発言をする二宮朱美などなどなどが登場する。

第1の事件の犯人は「わかった」のだが,動機とアリバイトリックはわからずじまい。朱美が作業していた時間を10時からではなく9時からと思い込んでしまい,途中で思考断念したのが敗因だった(笑)

第2の事件は,事故か自殺しかないと思ったが,これも大間違い(笑)
状況を知らされたとき,伏線も含めて「なるほどそういうことか!」と感心させられた(笑)


東川篤哉の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (東川篤哉)からごらんください。

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Last updated  2007/08/03 12:36:52 AM
2007/08/02

霧舎巧の「霧舎巧傑作短編集」(2004,ノベルスの文庫化2007)

を読んだ。

「完全に」バラバラに発表された短編を書き下ろしの「クリスマスの約束」で全体を1冊の本として見事にまとめた作品。
(↑わけのわからない文だが,読めばわかると思います,笑)

この作者は「霧舎学園」のシリーズと「名探偵は……」の2冊しか読んでいないが,ぜひ他作品も読まねばと思わされた。
「十月は二人三脚の消去法推理」を予約しようとして,間違えてリクエストした作品なのだが,結果的にはよかった(笑)

作品が書かれた経緯は作者による「寸断された前書き」に詳しいので,以下は各作品へのちょっとしたコメント。

手首を持ち歩く男(1994)
列車内に手首を持ち込んできた男の殺人劇を後動悟が解き明かす。

紫陽花物語(1998)
ベビーシッターのアルバイトをしながら,途中で紫陽花の花を切って訪れた由井広美を後動が脅す。

動物園の密室(2001)
御手洗潔のパティーシュ。石岡と野毛山動物園に行った御手洗が,目撃者の少年と少女を保護しながら,「密室殺人」事件を解決。

まだらの紐、再び(2000)
キャリア組のあれこれを後動が指摘する。

月の光の輝く夜に(2003)
月子と出会い,別れることになったジョーの話。

クリスマスの約束
以上をまとめる話。

霧舎巧の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (霧舎巧)からごらんください。

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Last updated  2007/08/02 01:48:58 AM
2007/07/27

柳広司の「饗宴(シュンポシオン)」(2001)

を読んだ。

「ソクラテス最後の事件」という副題にもあるように,主人公かつ探偵はソクラテス,「ワトソン」役は語り手のクリトンである。

ピュタゴラスの信徒たちにアテナイがかき回されるという「事件」は「ソクラテスの最後」よりかなり前のことだが,それをきっかけにソクラテスが「最後」まで突き進むという構成はなかなかよかった。

喜劇作者のアリストパネスがとっても魅力的なキャラクターとして登場する。

「衆愚政治」という言葉を思い出させてくれる作品で,だからというわけでもないが(笑),「坊っちゃん」(日記は→こちらから)よりこちらのほうがよいと思った。

柳広司の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (柳広司)からごらんください。

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Last updated  2007/07/27 01:54:42 AM
2007/07/23

「小説こちら葛飾区亀有公園前派出所」(2007)

を読んだ。

「ゼータク」な本だ!!

「こち亀」を「推理小説作家」たちが自由にいじって遊んでいる!
そのメンバーが贅沢だ。
シリーズの主人公たちを惜しげもなく登場させているのも贅沢である。

ただ,今回「ゼータク」だと連呼しようと思った直接のきっかけは,この本に対する秋本治のかかわり方なのだ。

「推理小説作家」たちが書いているのは自分たち流の「こち亀」の世界であり「個々の」ストーリーの原作はないが,秋本治が「原作」として名を連ねている。
それはまあもちろん当然だが,その秋本がこの本の中で「原作者」としてよりも「挿画家」として完璧に機能していた点がとっても「ゼータク」と思えたわけだ!!!!

時代小説によくあることで,挿画自体はとても素敵なのに細かい点でストーリーに合っていない絵って,案外多い。
画家が,挿画に関する部分だけしか読んでいない,あるいは編集者から聞かされた内容だけしか知らずに描いているからだと思う。

今回の場合も,最初の3点を見た時点で「これまでに描いたものの使いまわしかな?」などと思ってしまったわけだ。

だが,勘違いだった!!
特に,かなり後ろの方になるが,両手両足でパソコンのキーを打って「江戸川区民賞」の原稿を書く両津の姿に大笑い……

今回,「作家」は自分たちそれぞれのキャパで「こち亀」をめいっぱい読み込んで,そこから楽しいストーリーを作り,「画家」秋本は,ストーリーを読み込み,楽しんでから自分の絵を描いた……そんな「ゼータク」な世界がこの本の中にある。

数行の前置きのつもりがついつい長くなってしまったが,以下は個々の作品について(作家と登場人物の背景などは「解説」にたっぷりあるので,以下はあくまでも個人的感想というよりコメント)。


幼な馴染み(大沢在昌)
ミヤベ,キョーゴクの親分というだけではなく,推理小説作家たちの親分でもあるらしいのだが,なんとなく「パス」している作家の一人。
今回の話は両津と藪の関係がうまく収束しておもしろかった。舞台を浅草にもってきたところにも感心した。
ただ,読んでいないので,藪と両津のくしき因縁などについてかけないのが残念(笑)
鮫島と晶に注意した男がプロというのがミステリ仕立てだろうけれどそれにはその場で気づいた。


池袋ー亀有エクスプレス(石田衣良)
「クドカンが好き」とかいっている割に「IWGP」は観ていないし,原作も読んでいない。
石田衣良は「平成教育……」で何回か見たし,ペンネームの由来も知っているのだけれど……
テレビドラマ「下北サンデーズ」(日記は→こちらから)の原作者でもあった。

両さんを自分の世界に強引にお連れしたというところかな。秋本画伯描くキザな靴を履きメールを打つ両さんの姿が最高。
また,「少年ジャンプ」の世界では考えられない両さんの行動があったが,そうか「プレイボーイ」連載だったか(笑)


キング・タイガー(今野敏)
ノンキャリアから方面本部管理官にまでなった退職警視が持ち前の熱心・勤勉・努力でプラモ作りをするが,それを通して,両さんの「神技」が強調される。
その両さんに「ほめられ」て,そこで終わっているところが,「こち亀」の世界とはちょっと違う。両津の「破壊神」の面を出して,元警視を「仇敵」か「奴隷」にしてほしかった(笑)

それはともかく,秋本画伯にとっては楽しい作品だったようで,挿画にもものすごく力が入っていた。
今野敏の作品は,これを機会に読んでみようかなというのと,合わないかなというのが半々(笑)


一杯の賭け蕎麦―花咲慎一郎、両津勘吉に遭遇す(柴田よしき)
花咲の「おたおた」ぶりはそのままなのだが,両津巡査長が意外と(でもないのだが)人情に厚い一面を見せ,花咲が頑張ってしまう(笑)
最後には両さんの「計算勝ち」となるのだが,「融合」という意味では不自然なく両者が同時に存在していた。
葛飾まで行き,両津主導で話が進んでいくが,書かれているのはあくまでも花咲の世界であるように思えた。


ぬらりひょんの褌(京極夏彦)
「こち亀」に「時間」がないことを利用して,自分の世界の中に両さんを取り込んでしまったとんでもない作品(笑)だが,こち亀の世界の匂いをもっとも色濃く出した作品でもある。
大原部長と寺井だけを登場させているにもかかわらず,彼らの語りから漫画やアニメそのままの両津像が浮かび上がってくる。
京極堂シリーズと同じように鳥山石燕の「ぬらりひょん」の画から始まるのにも,「この世には不思議なことなど何もないのですよ」の決め台詞にも感動させられる。
「ぬらりひょん」の正体が「百鬼夜行-陰」で関口が目撃した「川赤子」(日記は→こちらから)だったことにもびっくり(笑)
しかし,作家先生が最初に死んでしまったり,探偵は財閥の長になっていたり,警察幹部に「老人」の知り合いが多かったり(この中に例のハズレ刑事は入っているのだろうか?)と,本編がここまでくるのには何年かかるのか……(笑)
特別登場の南極夏彦はなんとなく覚えがある程度。「どすこい」も読み返さねば(笑)
少年警察官であるがきデカ(山止ではなく山上たつひこの作品)のこまわり君「男おいどん」の大山くんもさりげなく登場していた(笑)


決闘、二対三!の巻(逢坂剛)
結局「夢オチ」だが,それを不愉快に思わなかったのは,両さんの世界が「夢」だからかもしれない。
賭の仕掛けは途中でわかったのだが,……う~ん,やっぱり夢ではなくそのまま現実にして,何らかのオチをつけてほしかったかも(笑)
小説の世界にいる「とんでもない警察官」たちの目からの「両津像」が垣間見られて楽しかった。


目指せ乱歩賞!(東野圭吾)
一見各種文学賞選考に対するパロディのように思えるが,そんなことはない。
中途選考者の思うように書かせたら,彼らの隙をぬって作家になった最終選考者の意にそまないことは最初からミエミエであり,楽しむべきは両さんのハイテクを利用した神出鬼没ぶりだ(笑)
「こち亀の世界」を文章で「再現」したという意味では,すべてを両津にかぶせすぎてしまった嫌いはあるが,この作品がイチバンかもしれない。


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Last updated  2007/10/06 09:59:02 PM
2007/07/21
「四月」から始まる私立霧舎学園ミステリ白書7作目である,

霧舎巧の「十月は二人三脚の消去法推理」(2007)

を読んだ。

小日向棚彦が実行委員長,羽月琴葉が副委員長をつとめる十月十日の体育祭の一週間前から,霧舎学園内の時計塔を皮切りに連続放火事件が起こる。

それへの対応も含めた体育祭の準備に謀殺される棚彦,琴葉とは別行動で探偵「頭木保」は「九月」の事件での綿星が追いかけていたコンビニ「ワンナイン」の早苗さんと接触しようとするがうまくいかない。

そうこうして迎えた体育祭当日,「九月」で登場した「さーやちゃん」(倉崎昨夜子),ぬいぐるみの「ライオンさん」も特別参加して事件が起こり……

自分自身が最後の最後まで犯人をわからなかったこともあり,タイトルに「消去法」を冠した今回の「犯人当て」はとても楽しかった。
「なるほど!! やられたね」といった感じ(笑)

今回は琴葉のクラス担任脇野啓二郎の「ワルダクミ」もあり,放送部の坂下のの子,成沢冬美の怒りを買うのだが……


前作「九月は謎×謎修学旅行で暗号解読」についての日記は→こちらからごらんください。

霧舎巧の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (霧舎巧)からごらんください。

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