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テーマ:絵描きのたわごと・・・(366)
カテゴリ:frottage作品
『ゆったりとした波は・・・』 1998
9歳で母を亡くした僕は、マザコンなのかもしれない。 このあと制作した2004年の『海の詩シリーズ』では、この詩のほかも、母を詩っている。 【海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。 そして母よ、仏蘭西人(フランス)の言葉では、あなたの中に海がある。】 という詩を連想したからだろう・・・僕にとって、海は母の象徴なのだろう・・・。 コレは三好達治の短詩です。 言うまでもなく、日本語の「海」という字の中には「母」という言葉が含まれます。 そしてフランス語。 [mère/メール]コレが「母」 [mer/メール]これは「海」発音はどちらも同じです。 ボードレールなど、フランス文学に傾倒していた三好達治は、この「郷愁」という詩の中で母をこのように描いているのです。 『ゆったりとした波は・・・』 1998 書・frottage お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.10 08:51:27
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