自己中心的シネマ談

2005/08/01(月)16:52

【コーチ・カーター】

試写会(38)

アメリカのハイスクールでのバスケットチームで実際に起こり 全米で注目された出来事を映画化した奇跡のような話。 リッチモンド高校のバスケットチームでは、コーチの交代を考えていた。 しかし、遅刻、欠席が多く、問題のある生徒ばかりで、 前任のコーチももてあます状態だった。 ケン・カーターは、妻の反対もありながら、卒業生として また、バスケの先輩としてコーチを引き受ける。 が、引き受けるに際して、生徒たちに『契約』を結ばせる。 1、授業には必ず出席し、最前列で、授業を受ける。 2、バスケの試合の日には、タイをしてくる。 3、学力低下の際には、バスケをやめる。 4、お互いを呼ぶ時には、君、さんをつける。 などなど。。 要するに、誇りを持ってバスケをし、目標を持って 勉強に励め!という事だが、生徒はおろか親も校長や教師も この趣旨をなかなか解ろうとしない。 契約を交わした生徒たちは、バスケの練習に余念がないが とにかくハードな練習に脱落者が出たり、また舞い戻ったりと 色々な出来事もある(そりゃそうだ。。) 高校を取り巻く環境は最悪で、学校へ入る時に 金属探知機を通したり、ガードマンがいる所は ハッとする(それほどハードな環境なのよねー) 練習が実を結び優勝するが、優勝パーティーでは、 ある屋敷に行って、酒を飲んだり女生徒たちと絡み合い (ホントに高校生の遊び方?!) カーターがついにキレる! チーム全員の学力を見たカーターは、バスケのコートを ロックし、皆を図書館に連れて行き、学力が向上するまで、 試合はおろか、コートは使わせないと宣言! コレが問題となり、裁判まで行われるが、カーターは負けてしまう。 (親たちのほうが問題だわ。。) しかし、チームのメンバーは、カーターの真意を汲み取り コートが使えるようになっても、成績が上がるまで バスケはしない。。と誓うのだった。。 アー感動!!^^ 見事、成績を上げたチームは、またバスケを始め とうとう州大会にまで、出場する。 州大会には、負けたものの 人生を生きる意味を 解ることができたバスケのメンバーは、あらゆるところで 活躍し、今も語り継がれる事となる。。 一人のコーチとの出会いは、彼らにとって宝となった。。 とてもいい映画です。 コレは、9月3日からの上映ですが、(福岡では) できれば、夏休み中に上映されて、たくさんの中学生、高校生に 観て欲しかった。。いや観て欲しい作品です。 地域によっては早い上映もあり?! コーチ・カーターは、サミュエル L ジャクソン。 音楽は、最新ヒップホップ/R&Bばかりで、映像とマッチして 2時間半くらいの上映時間も短く感じます。

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