自己中心的シネマ談

2009/11/06(金)20:57

【おばあちゃんの家】

韓国映画 あ行(40)

『おばあちゃんの家 』DVD 韓国版母親が仕事を見つけるまで、田舎のおばあちゃんと暮らすことになった7歳のサンウ。耳が遠く、口もきけないおばあちゃんをバカにして、ゲームに熱中するサンウだが、ある日ゲームの電池が切れてしまう。ふてくされて駄々をこねるサンウに、おばあちゃんは精一杯のことをしてやるが、サンウは泣きわめくばかり。町に出かければ、おばあちゃんはサンウに新しい靴を買い、麺を食べさせる。わがままを黙って聞いてくれるおばあちゃんに、次第にサンウは心を開いていく...。 リトル ジソブことユ・スンホ君の主演の映画です。どうかした瞬間、ホントにジソブssiに似てますねこの映画で出演しているハルモニ(おばあちゃん)ですが全くの素人です。監督さんが 映画のイメージで探していたらたまたま このハルモニを見かけ説得して出演・・となったそうです。 この映画はホントは【江原道】の予定だったそうですが映画に出てくる村に行った監督さんがイメージ通りだった為 使う事になったそうです。それで村人が出てくるのですが ホントにそこに住んでいる方々でとても自然でした。こういうのってステキですね。 でも田舎なので撮影自体は大変だったようです この映画を観ていると自分の幼かった頃を思い出します。実は私の祖父母も この村と同じようにとても田舎で暮らしていて夏休みになると必ず行っていたのですが夏なのに「布団」がないと寒くて寝れない。それに『冷蔵庫』がない・・というか要らないほど涼しいんです。その上『水道』もない。山から自分の池に水が流れるようにしているんですが飲み水は近くの『湧き水』を毎日酌みに行くような田舎でしたもちろん空気は澄んでるし近所の人たちはとても親切でした。 今では周りがダムに沈んでしまって 取り残されてしまってますが・・。 サンウくんは、ソウルでしか暮らした事ないし一人でいつもゲームばかりしてファーストフードが好きな現代っ子。そんな子がいきなり自然だけしかない田舎に行くと戸惑うのは当たり前。おまけにハルモニは口も聞けない・・困ったサンウはゲームばかりしていたのに電池がなくなって やることがなくなってしまう。ふと周りを見渡すと 同じくらいの女の子がいてそのお兄ちゃんもいた。遊びたいけど どう遊んでいいのかわからない。お腹が空いてるのに『ケンタッキー』もない。ハルモニに訊くと『鶏』だっていう事に気がついてくれたからとても楽しみにしていたのに目の前に出てきたのは『煮鶏』・・・笑っちゃいました・・私も祖母にカレーを作ってもらった事があるんですが肉が手に入らなかったのか「シーチキン缶」で作ってたんですよ!目がテン・・でした。だからサンウくんの気持ちが痛いほどわかりました。確かに『鶏』には違いないんだ・・でも違う・・そうこうしてる間に母親が迎えに来る事になりイヤでたまらなかったけど ハルモニが心配で心配でたまらなくなる。『字も書けないと手紙も出せないだろ?』と一生懸命 文字を教えてる姿に涙々・・ポゴシプタ・・(会いたい)私もおばあちゃんに会いたいな。。

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