自己中心的シネマ談

2009/01/16(金)16:13

【誰も守ってくれない】舞台挨拶

邦画 た行(12)

 公式HPはコチラ・・ごく平凡な4人家族の船村家。ある日突然、その一家の未成年の長男が、小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕される。東豊島署の刑事・勝浦(佐藤浩市)は、突如その容疑者家族の保護を命じられる。何から守るのかもわからないまま、逮捕現場の船村家へ向かう勝浦。勝浦はそこで、容疑者の家を取り囲む、新聞記者、レポーター、カメラマンを目の当たりにする。容疑者家族の保護マニュアルにのっとり船村夫婦、娘の沙織(志田未来)の3人はバラバラに保護されることになる。勝浦は沙織の保護担当になり、2人での逃避行が始まる。マスコミはどこまでも追いかけてくる。さらに、ネット上の掲示板の書き込みが2人を追い詰めていく。 [ 2009年1月24日東宝系で公開 ] 思いがけなく舞台挨拶があり佐藤浩市さんと君塚監督が紹介されました。ハガキには何の記載もなかったはず・・20列目辺りだったし最近視力が落ちてるのでしっかり!と言うほどは見えませんでしたが佐藤浩市さんは思ったよりスマートでステキでした福岡が最終舞台挨拶だったそうです。この映画は「踊る大走査線」の製作チームがコレまで描かれる事のなかった〈容疑者家族の保護〉をテーマに挑戦したものです。君塚監督が10年も温めてきた題材だそうですが私も ちょっと興味があってみてきました。最近はありえないニュースが飛び込んできてその中には容疑者の家族が大変だな・・とも思っていました。もちろん加害者の家族はそれ以上に大変です。映画の中でも加害者・容疑者・・ともに その家族の状況は同じだ・・と言われています。パソコンが発達した最近では〈2チャンネル〉などもありどこでどう情報を集めてくるのか容疑者の顔・履歴・家族を浮き彫りにし追い詰めていく様は息苦しくなるほどでした。 第32回モントリオール世界映画祭コンベンション部門に出品され高い評価を受けたそうです。 そういえば、協賛がブライダル雑誌だったので映画に出演している「松田龍平くんに雑誌を勧めたい」と監督が発言され笑いを誘っていました。 まるでドキュメントを見ているような社会派ヒューマン映画です。興味のある方はどうぞ・・ 余談ですが佐藤浩市さんは「少年メリケンサック」にも出演されていますね。来週月曜はイムズでこの映画の舞台挨拶があるんですが佐藤浩市さんはいらっしゃらないんでしょうか?試写会は外れたので 上映されたら是非行きたい映画です。

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