自己中心的シネマ談

2009/11/06(金)13:31

【THIS IS IT/マイケル・ジャクソン】

洋画 ま行(9)

 [ 2009年10月28日公開 ] 2009年6月25日に急逝した"キング・オブ・ポップ"マイケル・ジャクソン。本作は、ロンドンで実施予定だったコンサート「THIS IS IT」の何百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』の監督・振り付けのケニー・オルテガが死の直前までマイケルが行っていた猛特訓風景とその素顔を収めた貴重な映像の数々を基に構成。あたかも観客が、実現されなかったロンドンコンサートの最前列にいるかのような臨場感溢れる仕上がりになっている。また、舞台上の振り付けから照明、美術、ステージの背景となるビデオ映像の細部にいたるまで、マイケルのステージに対する深いこだわりが感じられる。(作品資料より) 2週間限定なので見逃さないよう早速行ってきました平日なのに結構観客がいて マイケルの人気の程がわかりました。ホントにこんなに元気に踊り、歌っていたマイケルがもうこの世にいないことが とても不思議な気持ちになり自然と涙が・・リハーサルの様子を撮ったものなのですがマイケル自ら指示し 音を探しバックの振り付けもマイケルが教えているところもありマイケルに憧れてダンスを始めたバックダンサーたちは『夢のようです』とコメントしてました。 リハーサルですから ここはこうしよう・・とかこれではなくこうしたら?と確認しながら進んでいくのですがその確認する時にお互いに『ありがとう』とか『愛してるよ』という言葉を微笑みながら自然と交わしているのがとても印象的でした。どんな状況の時にも相手の事を気遣う優しさを持っている人だったんですね。 それにしても50歳だというのにアレだけ体が動き声も出ていて驚きました。キチンとレッスンしていなくてはできないことですね。『努力に勝る天才なし』と言います。汗のしずくで水溜りができても尚レッスンをするような完璧主義者だったと聞いたことがあります。 今回のツアーでバックダンサーのオーディションをした時に『ケント・モリ』という日本人を気に入りツアーに参加させたかったのですが彼には『マドンナ』との契約が残っていてツアーに参加することができないことが分かりマイケルとマドンナとの不和が生じた・・との噂がありました。マイケルが亡くなった時ロンドンで公演していたマドンナはその彼を一人で『マイケルのように踊りなさい』とダンスをさせた事があります。追悼の意味合いがあったんでしょうね。その映像がこちら・・マドンナも「歌は歌えないけどマイケルのようなダンスをするのよ」と話してました。イチローのようにまた一人世界で活躍する人が増えたんですね。今後の活躍が楽しみです。 これから映画を観に行かれる方はエンドロールになっても席を立たないでしっかり歌を聴いてくださいね。会場が明るくなるまで・・最後まで『キング オブ ポップス』の姿を目に耳に刻んでください。

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