自己中心的シネマ談

2010/06/16(水)12:35

【ランナー】

本(57)

 長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李は、家庭の事情から陸上部を退部しようとする。だがそれは、一度レースで負けただけで、走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳にすぎなかった。逃げたままでは前に進めない。碧李は再びスタートラインを目指そうとする。少年の焦燥と躍動する姿を描いた青春小説。 あさのあつこさんの小説は、児童向けが多いのですが大人が読んでもOK!ものが多いです。この「ランナー」も そんな作品。心の描写が繊細に描かれ、切なくも留まりながらも前進しようと試みる若者の姿が浮かび上がります。どういう風に育てたら こんな息子になるんでしょう?時々ウルッと来るので電車などで読むときは要注意 【中古】【古本】バッテリー/あさのあつこ あさのあつこ完全読本

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