マリナ
この頃、NHKで深夜再放送されていたのが「マリナ 少女の悲しみを撮る」という番組を観ました。 このアフガニスタンの13歳の女の子の目を見て本当に悲しい目というのを感じました。ストリートチルドレンの少女は戦争と共に育ったと言っても良いのでしょう。この番組を観てアフガニスタンの子供達がどれだけの心の傷を負っているのか凄く感じました。 この番組は、タリバン政権下では作れなかった映画を作りそして夢と希望をアフガニスタンから世界にそしてアフガニスタン本国にも与えるために現地の子供達から主役を選んで撮影風景をドキュメンタリーで追うという番組だったのですが、面接でこのマリナという少女は目に色んな悲しみを瞳から感じさせてくれました。 監督さんが「何か歌を知ってる?知っていたら歌ってみて」とマリナに聞くとそのマリナという少女は震えながら歌い出しました。その歌の内容は確かロシア兵の頭を撃ち抜くみたいな感じの歌でそれを聞いて愕然としました。 撮影中もマリナは泣き出すと止めれませんでした。どれだけ深い悲しみを背負っているのだろうと同時に同じアフガン人の子供達はどれだけいるのだろうと思いました。 「虹」という当初の題名は虹をくぐると自由になれるというアフガンの伝説からきていて夢と希望を与えるものだったのですがマリナの深い悲しい瞳が映画の主旨すら変えてしまいました。アフガニスタンの現状、今も続く悲劇を伝える映画となりました。 戦争というものが悪いのは分かりきっているのですがこうゆう番組を目の当たりにすると深く考えさせられます。どんな世界でも被害は被るのは弱者ですから。ストリートチルドレンの子達が少しでも教育や仕事につけると良いのですが。自分の会社の人達を本当の意味で背負えるようになっていけたらそうゆう活動もしてみたいです。そして今出来る事は何か分かりませんが何か出来ればいいなあと思います。