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実家に久々に戻った。
高校の同級生の結婚式と、情緒不安定な母の見舞いと、その他諸々の手続きのためだ。 私の実家は「ド」がつくほど田舎だ。 信号機なんか村に2つしかないし、騒音問題なんて言葉もない。 朝方は裏の柿が落ちる音が聞こえる。 早起きの父が裏の畑で草刈している音が聞こえる。 田んぼからゆっくり煙が立ち上り、家の軒先には干し柿が揺れている。 (もっとも今は畑の草を焼くにも届出を出さなくてはならないらしいが。) 昨夜は古くからの友人と久々に良い酒を飲んだ。 気のおけない友人。 今の私の肩身の狭い身分なんか気にも留めず、ただの一友人として接してくれる。 楽しさと懐かしさと嬉しさで涙が出そうだった。 正月の約束をして、早めに帰宅した。 朝はずいぶんと早く目が覚めた。 高校が遠かったため、実家にいたころは毎日5時にはたたき起こされていた。 それが身にしみているのか、実家ではいつも早い。 朝から両親の愚痴を聞き、やっと開放され、コーヒーを淹れた。 テレビでは誘拐殺人事件の特集を流している。 さて、今日はどうしようか。 ばあちゃんを見舞って、近所の幼馴染に顔出して、 せめて昼ごはんは食べていこうか。 と考えながら日記を淡々と書いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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