銃を撃つさて、午後の予定は決ったが午前中はすることがない。じゃ、ビーチにでも出てゆっくり過ごすか、と出発の用意をしていると隣の部屋のメンバーがこんなことを言い出した。 「銃を撃ちに行こうと思うんですけど。」 そう、ここはアメリカ合衆国。実弾(本当か?←やはり疑り深い)の射撃ができる店がたくさんある。 どうやら隣の部屋の面々、昨日の夜に行った店で現地情報を仕入れてきたらしい。 すでにビーチに出る格好をしていたのだが、またもや急遽変更。合流することにした。 お目当ての店はもうあるようだ。 4人で日中の町に出てみたが、あまり人は歩いていない。 いったいみんなどこに行ってるんだろう。 観光か買い物か、マリンスポーツに行ってるのかもしれない。 てろてろ歩いていると現地のおにいちゃんが声をかけてくる。 「ジュウ、ドウ?」 早速だ。まぁ男4人でふらふら歩いてるんだから、これからみんなでお買い物という雰囲気でもないだろう。 何度か声をかけられたが振り切り、お目当ての店に。 なんだか狭い階段を上がって行く。 こういうところの雰囲気は、なんとなくやばくて日本ではない感じがする。 店に入ると割りにすっきりとした雰囲気。 壁には色々な銃が飾られ、ショーケースの中にもたくさんあった。 カウンターの中には日本人らしき店員が。 いや違った。片言の日本語だ。中国人と思われ。 色々な銃を指差しながら説明を始めた。 「この銃はダイハードでブルース・ウィルスが使ってたもので、弾○発で$○アルよー。」 いや、本当は「アルよー」なんて喋り方はしていないのだが、雰囲気で書いてしまった。すまぬ。 しかし思ったより高い。外で配っているビラには$30程度のもっとお手軽価格が書いてあった。店の中での説明では、 「女性や子供向けで弾が小さいアル。迫力無いのでこっちおすすめヨー。」 すまん、またイメージで書いてしまった。 だが、そんなことを言って高い方を勧めてくる。$6~70になってくると躊躇してしまう。 そこで海外長期出張経験者のマネージャーが値切りに入る。 うまい、絶妙だ。そういう英語はしっかりと覚えているらしい。 脇には昨晩の遊びで散財したメンバーが、マジ顔で金が無いことを訴える。(本当に持っていないのだ。) このコンビネーションに負けたのか、かなり値段を引いて来た。 そこでもう一押し。 「もっと撃ちたい。」 弾も追加でゲット! リボルバー弾24発(だったかな。。。)で$30。 +$10でダイハードのやつ(名前忘れた)も撃たせてもらうことに。 あぁいい部下を持って幸せだ。 (自分は隣で「高い! more discount!」とはやしただけだったが。) いよいよ実弾で射撃だ。 現地のミニ小錦みたいな店員から取扱いの注意を受ける。 さすがにちょっと緊張。 なんでも、こういった店でも手入れの悪い銃で暴発事故もあるとか。。。 一通りの説明を受けてから、保護用のイヤーパッドと防護ヘルメットをつける。 店員はおもむろに紙の的をクリップに吊るし、射撃場の中の方にするすると送り出して行く。 「OK」 撃つ。 ほぉ~。 コレが噂に聞いた銃の衝撃か。 想像していたように反動で腕が上に上がったりはしないけど、やっぱり安定して撃つのは難しい。 それに耳に防音用のイヤーパッドをつけているから、思ったより音も聞こえない。(実際にはかなりでかい音なんだろうなぁ。) 的に向かって撃つ、撃つ、撃つ! ちょっとテンションが上がるね。 でもなかなか上手く当らない。 銃を替えてみる。こんどはリボルバー。 弾を6発ずつ入れて、一発ずつ撃つ銃だ。 昔のウェスタン映画のような感じ。 こちらはダイハードモデル(勝手に名付ける)よりも軽い感じがした。 ダイハードモデルが「ガン!ガン!」という感じなら、リボルバーは「パン!パン!」って感じ。伝わるかな? 終了~。 成績は、まぐれとは言え、急所に命中した弾もあったのでまずますというところ。 帰り際には何か証明書のようなものをくれたが、ちゃんと見ていないからなんだか分からない。 でも、なかなか楽しかったぞ。 ジャンル別一覧
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