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GO GO どらちゃん

GO GO どらちゃん

海の上の暴走族?~ジェットスキー


さて、いよいよジェットスキーに挑戦。
見学者(5人は遊んで、残り4人もついてくることになった。)も含めて9人が迎えの車に乗り込む。
この運転手もミニ小錦みたいだ。
大柄の人が多いな。
僕がスリムに見えるからいいけど。

車はホテル通りを抜けて町の中を走り続ける。
右手に綺麗なビーチを見ながら、あんなとこで遊べるのかなぁ、なんて思いながら。
ところがどんどん車は走り、海はサンゴ礁の綺麗な色ではなくなってきた。
波高し。数mはあろうかと言う大波の海岸線。
「こんなん死ぬで。」と思われるくらいのダイナミックさ。

ちょっと車の中が静かになったが、それでもまだまだ走る。
やがて道路から外れて舗装されていない凸凹の道に侵入。
周りにはほとんど何も無い。

 「え、僕たちこれから外国船に乗せられて、売られていくの?」

そんな雰囲気。(僕だけ勝手に思っていたのかもしれないが。)

しばらく凸凹道を走ると今度はなんだか検問みたいなところが。。。
おいおい、一体どこに連れて行く気だい。本当にヤバい所に連れて行かれるんじゃ。。。

不安をよそに、やっと到着。

おお、なんだか入江みたいなところにジェットスキーやらバナナボートやらが置いてある。
他にも参加者がいる。
良かった~、売り飛ばされなくて。
(おっさんなんだから、そんなことはないだろうが。)

到着してみると日本人のおばさんが仕切っていた。
他の10人グループと一緒に説明を受ける。
5人ずつが順番に、バナナボート、ジェットスキー、待ちというローテーションで楽しむらしい。

僕たちはジェットスキー先発組。
2人乗りのバイクのような物だ。
3台で2人ずつ利用するのだ。

そのうち一人はインストラクターと同乗して、最初のペースメーカーになる。

「この中で一番運動神経がいいのは誰?」

多分マネージャーだろうが、みんな開発設計者。どいつも運動をしているようには見えないものである。

「う~ん、じゃあ上司は誰?」

手を挙げる自分。

「。。。仕方ないな。じゃ『上司』がインストラクターと乗ってね。他の人は途中で運転を交代するからね。」

なんだよ、悪かったな、仕方なくて。。。
しかもその後、通称『上司』と呼ばれることになった。


運転の説明を受ける。
危ないもんね。真剣に聞いておかないと。初めてだし。
運転はごくシンプル。(そりゃそうだ。じゃなきゃすぐには乗れない。)
エンジンスタート/ストップボタンとアクセル、そしてハンドルのみ。アクセルは右のグリップについているレバーだ。自転車で言うと前のブレーキ。ここがちょっと勝手が違う。バイクでもブレーキだしね。
多分(予想)、バイクと同じだとついついスピードを出しすぎてしまって危険なことにもなるのだろう。だからわざと操作を変えた。違うかな?(設計者的発想。)

いよいよ、エンジンスタート。僕の後には現地人の片言インストラクター。
出発!


恐る恐るゆっくりと出発。
波があるので思ったようにまっすぐには進まない。
けれどインストラクターがそのたびに「右」「左」「早く」「遅く」なんて感じで後から声をかけてくる。時には後から肘を押して軌道を修正してくる。

なるほど、少し感触がつかめてきた。

コースはインストラクターの言う通りに進んだ、が、後のメンバーはてんでばらばらに動いている。
早速遊んでるんだ、と思ったら、一人は上手く運転が出来なかったそうだ。(後で聞いた。)

「ヘイ!ソンナニオソイト、タノシクナイヨー!」

それを見てインストラクターも声をかける。

「スピードダサナイト、オモシロクナイヨネェ。」

そうしているうちに運転手交代。
僕はインストラクターが相手なので、続けて運転する。

ここからが面白かった。
ある程度は運転にも慣れ、インストラクターの指示も

「アソコノタテモノニムカッテ、マッスグ」
「アノブイヲ、マワッテ」
「フネニムカッテ、マッスグ」

と、細かな指示がなくなってきた。
どんどんスピードも上げるぞ。
波しぶきが顔にぴちぴちと当る。波に乗り上げて軽く飛ぶ!(ホントに軽くだが。)
随分昔に原付バイク(スポーツタイプ)を乗っていたことを思い出してきた。

気持ちいぃなーっ!!
おもしれーっ!!


楽しい時間はあっという間。
交代の時間で、入り江に戻った。


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